トロールのユーモア

トロールのユーモア

 トロールのユーモア

 トロールはその妙なユーモアのセンスで、いろんな土地で有名である。そのユーモアは彼らの性質をよく表しているものの、少なくとも洗練されているとは言い難い。表現がくどく、内容は粗野で、トロールの考え方を探るには非常に意味がある。史上最高のトロールのコメディアンとして、”荒くれザーク”の名はよく知られているが、彼は旅回りの一座とアランシアのフラットランド地方をよく回っていた。不幸にも彼はそこで、安物のオーク・エールに酔っ払ったドワーフの聴衆に、芸を見せたあと誤解で殺されることになった。ここに彼の広いレパートリーのなかから、トロールのユーモアとして最高といわれるおなじみのものをいくつか紹介しておこう。

”あのドワーフ、なんであわてて道を横切ってんだ?”

”そりゃ、おいらが、そうしないとあしを叩き切って、臭い足をおまえの鼻面に押しつけるぞって言ったからさ、へっ、へっ”

”おい、とっても大きな岩でドワーフを殴ったら、何をぶん捕れると思う?”

”大笑いを捕れるさ、へっ、へっ”

”なあ、十二個も兜をかぶったドワーフに会ったら、どうしたらいい?”

”べつに。頭の代わりに胃袋なぐりゃいいじゃないか、へっ、へっ”

”おい、ドワーフを六匹も牛車に詰め込むにゃどうすればいいんだ?”

”簡単さ、まずでっかい斧で、六匹をばらばらにすんだよ。そいつを全部喰っちまって、おまえが牛車に乗りゃ、六匹分のドワーフじゃないか、へっ、へっ”

タイタン