中世イスラーム世界の度量衡

中世イスラーム世界の度量衡

中世イスラーム世界の度量衡

イブンジュバイル 藤本勝次・池田修監訳『イブン・ジュバイルの旅行記』講談社学術文庫 より作成

度量衡一覧

長さ
asba2.5cmから3.1cmの間(別の説では2.078cmから2.3252cm)
 ジラーウの24分の1
'uqad指の関節の長さ
qamaバーウと同じ=1.99m
gharwa約190m
shibr指尺(親指と小指を張った長さ)。約20cm
dhira腕尺(腕のつけ根から中指までの長さ)。1ジラーウ=6カブダqabda=24イスバーウ
 地域により異なり、46~56cm
ba'カーマとも同じ=199.5cm=約2m
khatwa1ハトワは約69~84cm。地域により異なる。なお、1ハトワ=1・1/2ジラーウ
barid4ファルサフ=約24km
farsakh3ミール=3000バーウ=6km
majra海路で100マイル=約200km
mil約2kmまたは1.99km

面積
marja467.4㎡
 マグリブの面積測定単位40ジラーウ(マグリブでは1ジラーウ=54.04cm)の四角形で=467.4㎡

容量/重量
awba8.42lあるいは6.48kg=2サーア
ardabbエジプトでは90l=小麦70kgまたは69.6kg,大麦56kg
(irdabb)1アルダッブ=0.35カフィーズ
qadah6.74lまたは5.18kg
 本書では4サーア=2アウバ=2.5カダフ。したがってHinzが算定したエジプトのカダフ0.94lあるいは1.88lとマグリブの量目まったく違うものである。
 cf.Hinz,W:Islamische masse und Gewichte, Leiden, 1970.
qafiz約170kgまたは220l(ここでは1カフィーズ=2・6/7アルダッブであるので)
 地域により異なり、4.2l(アラビア半島)=90l(イラク)=8.4l(イラン)=151.4l(シリア)=201.9l(マグリブ)
qintar42.33kgまたは約43.75kg(ここでは1キンタール=100ラトルなので)
 各地で差異があり、150kg(アラビア半島)=327.5kg(イラク)=57kg(イラン)=192.4kg(シリア)=45kg(エジプト)=56.4kg(アナトリア)=44.8kg(マグリブ)
sa'a4.21251あるいは3.24kg(小麦)
 (4サーア=2アウバ(エジプト)=2.5カダフ(マグリブ)とあるので)
ratl0.4375kg
 各地で差があるが、マグリブのラトルは東方の1/3である。
 1.5kg(アラビア半島)=0.406kg(イラク)=2.275kg(イラン)=1.85kg(シリア)=0.3kg(エジプト)=0.3214kg(アナトリア)

貨幣
dinar著者によるとエジプトのディーナールと西方のmu'miniyaディーナールの交換比率は1対2
 スール・ディーナールとムウミニーヤ・ディーナールとの交換比率は、1対1.875、または1スール・ディーナール=24キーラート
ruba'iシチリアの貨幣で4分の1ディーナール

 その他の通貨、詳細は不明。

イブン・ジュバイルの旅行記 (講談社学術文庫)

イブン・ジュバイルの旅行記 (講談社学術文庫)