十二の工夫

十二の工夫

十二の工夫

 四十年の間、シュルツも勤勉な努力を続けてきて、、決まり事のようにアイデアをひねり出すことができるようになった。デビューしたころ、彼の父親は、毎日ギャグを考え出すなんて、いつまで続くものだろうかと心配していたが、シュルツ自信はそのことについては少しも心配していない。唯一、仕事上の不安があるとしたら、自分のオリジナリティ、つまり読者の想像力を掻き立て、『ピーナッツ』を他の漫画から一頭抜きん出た存在にしている目新しい工夫が思いうかばなくなることだ。

 シュルツは、自分が考案して成功した工夫を十二、取り上げてみせる。そして『ピーナッツ』が歴史に残る漫画になったのは、そのおかげだったと言い切る。これらの工夫は、自分なればこその独特の知性から生まれたもので、他の誰にも思いつけないものだとして、彼は特に誇りにしている。少なくとも、誰もやらなかったことだった。シュルツに言わせれば、次の十二の工夫が『ピーナッツ』を『ピーナッツ』たらしめてきたものなのだ。

リタ・ジョンスン『スヌーピーと生きる』朝日文庫

 以下、箇条書きに

  • 『凧食いの木』
  • 『シュローダーの音楽』
  • 『ライナスの毛布』
  • ルーシーの精神分析スタンド』
  • 『スヌーピーの犬小屋』
  • 『スヌーピー自身』
  • 『レッド・バロン』
  • 『ウッドストック』
  • 『野球の試合』
  • 『フットボールのエピソード』
  • 『カボチャ大王』
  • 『小さな赤毛の女の子』