菊水祭

菊水祭

菊水祭

二荒山(ふたあらやま)神社の菊水祭(きくすいさい)

二荒山神社の大祭である秋山祭(あきやまさい)は10月21日に行われ、その付祭が菊水祭である。起源は不詳だが、1673(延宝元)年頃という。この祭りは10月28・29日で、祭神の豊城入彦命が鳳輦(ほうれん)(屋形の上に金色の鳳凰(ほうおう)を飾りつけた輿(こし))に乗り市街を渡御(とぎょ)するものである。神社の東側を下町、西側を上町とし、両町を一日ずつ回る。同時に両日は朝夕の2回、社前で流鏑馬(やぶさめ)の神事が行われる。。本来、これは鎌倉武士が行った記者の武技で、疾走する馬上から矢を射る実戦のための技術であったが、神社で祭礼の時に奉納演舞をするうことが早くから行われていた。射技(しゃぎ)は実戦の技術であると同時に、他方では的占(まとうら)という神意を尋ねる占いとして古代から行われていたためであろう。

『栃木県の歴史散歩』山川出版社
栃木県の歴史散歩

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