蜀犬 日に吠ゆ

1901-02-17

[][]二月十七日 人から受けた不正を はてなブックマーク - 二月十七日 人から受けた不正を - 蜀犬 日に吠ゆ

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

二月十七日

 人から受けた不正をいつまでも思いつづけることはつねに有害であり、そのうえたいていは無益でもある。そういう考えをいそいで払いのけて、そのために元気を失わないようにするのが、一番よいことである。

 本当に正直な人ならば、たいがい、自分がいつも不相応に高く評価されており、また当然受けるべきほどの苦しみを受けていないことを、ひそかに告白するにちがいない。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第一部 岩波文庫