蜀犬 日に吠ゆ

1901-07-25

[][]七月二十五日 生の享楽を はてなブックマーク - 七月二十五日 生の享楽を - 蜀犬 日に吠ゆ

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

七月二十五日

 生の享楽を根本的に断念することは、初めのうち実に困難なものである。鈍感におちいらないでこれを耐えぬくには、享楽を断念して空虚になった心に、神への愛を迎え入れ、福音書のいわゆる聖霊についてみずから体験するほかはない。そうでない場合には、ひどい逆転が起こりがちである。

 マタイによる福音書一二の四三―四五。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第一部 岩波文庫

マタイによる福音書

MATHEW 12

汚れた霊が戻って来る

43 「汚れた霊は、人から出て行くと、砂漠をうろつき、休む場所を探すが、見つからない。

43 "When an unclean spirit goes out of a man, he goes through dry place, seeking rest, and finds none.


44 それで、『出て来たわが家に戻ろう』と言う。戻ってみると、空き家になっており、掃除をして、整えられていた。

44 Then he says, 'I will return to my house from which I came.' And when he comes, he finds it empty, swept, and put in order.


45 そこで、出かけて行き、自分よりも悪いほかの七つの霊を一緒に連れて来て、中に入り込んで、住み着く。そうなると、その人の後の状態は前よりも悪くなる。この悪い時代の者たちもそのようになろう。」

45 Then he goes and takes with him seven other spirits more wicked than himself, and they enter and dwell there; and the last state of that man is worse than the first. So shall it also be with this wicked generation."

『新約聖書』ギデオン協会