蜀犬 日に吠ゆ

1901-09-24

[][]九月二十四日 いつどこでも愛をもって真理の味方を はてなブックマーク - 九月二十四日 いつどこでも愛をもって真理の味方を - 蜀犬 日に吠ゆ

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

九月二十四日

 いつどこでも愛をもって真理の味方をすること、これがまことにわれわれの日常の活動的生活の課題である。

 ある近代の文筆家(おそらく哲学者ニーチェ)は、倒れかけたものはなおも押し倒さねばならぬ、そうすれば強者、さらに最強者だけがこの世に残る、と言った――ところが彼自身、最後には大いに人手をかりなければならなくなった――この思想がもし一般に適用されたなら、それはほとんど民族大移動時代のモラルとひとしくなって、これは、倒れようとする者をささえ、倒れた者を助けおこすことを命じるキリスト教のモラルとは正反対のものとなる。

 この世で最後の競技場に残るのはつねに一番強いものだということは、まさしく本当である。だが、その強さというのは、過大視された人間の力のことではなく、依りたのむ弱い者たちを助ける神の世界秩序である。このことは今日もなお、いぜんとして信頼すべき真実であることが自証されるであろう。

 マタイによる福音書二二の四四、ダニエル書四の三一―三十五、詩篇三三の九―一八、コリント人への第二の手紙一二の一〇、コリント人への第一の手紙一の一三―二九。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第一部 岩波文庫

マタイによる福音書二二の四四

マタイによる福音書 22

The Gospel According to MATTHEW 22
最も重要な掟

44 'The LORD said to my Lord, "Sit at My right hand, Till I make Your enemies Your footstool"'?

44 『主は、わたしの主にもお告げになった。

   「わたしの右の座に着きなさい、

   わたしがあなたの敵を

   あなたの足もとに屈服させるときまで」と。』

新共同訳『新約聖書』国際ギデオン教会