蜀犬 日に吠ゆ

1901-10-20

[][]十月二十日 わたしはキリスト教を最初は はてなブックマーク - 十月二十日 わたしはキリスト教を最初は - 蜀犬 日に吠ゆ

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

 わたしはキリスト教を、最初はむしろいくらか実際的に、それも軍務から類推して理解していた。そこで、私に一番興味のある聖徒は、ペテロやパウロではなくて、カペナウムの町の百卒長(ルカによる福音書七の一―一〇)や百卒長コルネリオ(使徒行伝一〇の一―四八)であった。そのかぎりにおいて「救世軍」は、現代の要求を、そしてある程度まであらゆる時代の要求をも、本能的に正しく把握していると、私は信じる。

 この地上の生活は、われわれの平常の気分が必然的に忍耐を要求するように出来ている。しかし、一旦その時が来たなら、敏捷と元気(エネルギー)をもって行動することができなくてはならない。哀歌三の二二―三三。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第一部 岩波文庫