蜀犬 日に吠ゆ

1901-11-15

[][]十一月十五日 真の知恵がどこから与えられるのか はてなブックマーク - 十一月十五日 真の知恵がどこから与えられるのか - 蜀犬 日に吠ゆ

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)

 真の知恵がどこから与えられるのか他に知るすべがない場合でも、ヨハネによる福音書五の十九・三〇*1の言葉がそれを教えてくれるにちがいない。キリストでさえこのような定めに従われたのに、われわれがどうしてキリストと同じ知恵の泉を訪れないで、われわれ自身のうちから知恵を得ようとしたり、世間の知恵の学校でそれを学ぼうという大それたことをするのだろうか。しかもこの同じ知恵の泉はわれわれにも開かれており、この泉についての明らかな証拠をわれわれはキリストの言葉や行いのうちに見ることができるのである。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第一部 岩波文庫

*1:「よくよくあなたがたに言っておく。子は父のなさることを見てする以外に、自分から何事もすることができない。父のなさることであれば、子もそのとおりにするのである。」「わたしは、自分からは何事もすることができない。ただ聞くままにさばくのである。そして、私のこのさばきは正しい。それは私自身の考えでするのではなく、私をつかわされたかたの、み旨を求めているからである。」