蜀犬 日に吠ゆ

1919-05-19

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眠られぬ夜のために〈第2部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第2部〉 (岩波文庫)

 ピリピ人への手紙三の一五、ローマ人への手紙六の一四、エペソ人への手紙五の八*1。これらは、神が望み給う人間の状態であり、そして私たちがこの地上において到達すべき、また、到達しうる状態である。これによって、あすの火のための心配もなく日々をすごし、どのような場合にも、神の導きと明らかな指図を受け、こうしてできるかぎり最も安楽な生活をいとなむことも可能である。なおヨハネの第一の手紙四の六、五の三*2も、適切な言葉である。

 この二人の使徒(パウロとヨハネ)は、明らかにその生涯にこのような状態に到達していた。そして私たちも、それを願うならば、そこに到ることができるのである。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第二部 岩波文庫

*1:「だから、わたしたちの中で完き人たちは、そのように考えるべきである。しかし、あなたがたが違った考えを持っているなら、神はそのことをも示してくださるであろう。」「なぜなら、あなたがたは律法の下にあるのではなく、恵みの下にあるので、罪に支配されることはないからである。」「あなたがたは以前はやみであったが、今は主にあって光となっている。光の子らしく歩きなさい。」

*2:「しかし、わたしたちは神から出たものである。神を知っている者は、わたしたちの言うことを聞き、神から出ない者は、わたしたちの言うことを聞かない。これによって、わたしたちは、真理の霊と迷いの霊の区別を知るのである。」「神を愛するとは、すなわち、その戒めを守ることである。そして、戒めはむずかしいものではない。」