蜀犬 日に吠ゆ

1919-11-19

[][]十一月十九日 あなたに対する神の判決 はてなブックマーク - 十一月十九日 あなたに対する神の判決 - 蜀犬 日に吠ゆ

眠られぬ夜のために〈第2部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第2部〉 (岩波文庫)

 出エジプト記三三の一二*1。これはあなたに対する神の判決である。そのような判決は、いつかあなたの生涯において、しかも通常、ただ心のなかだけでなく、だれかある人の言葉を通して、はっきり告げられるであろう。たいてい、それを語る人は、彼自身の熟慮にもとづくとか、何かの外的理由からそれを語るのでないことが全く明確なような人であり、またそれを語ったあと、まもなく死ぬというような人であったりする。しかし、あなたは一旦このような判決を受けたら、十分こころして、別のさばきをのぞんだり、まして探したりしないようにするのがよい。というのは、そのとき、あなたはアブラハムと同じ祝福を受けているのだから。創世記一二の二*2・三、一五の一、一七の一・二。しかしそれについて創世記一五の六に、次のような警めの言葉がしるされている、「アブラムは主を信じた。主はこれを神の義と認められた。」

 ローマ人への手紙四の一八―二二。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第二部 岩波文庫

*1:「モーセは主に言った、『ごらんください。あなたは、この民を導きのぼれ、と私に言いながら、わたしと一緒につかわされる者を知らせてくださいません。しかも、あなたはかつて、わたしはお前を選んだ、お前はまたわたしの前に恵みを得た、と仰せになりました』。」

*2:「主はアブラムに言われた『……わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。……』」