蜀犬 日に吠ゆ

1919-12-24

[][]十二月二十四日 キリスト教がただ外的な方法でふたたび改革される はてなブックマーク - 十二月二十四日 キリスト教がただ外的な方法でふたたび改革される - 蜀犬 日に吠ゆ

眠られぬ夜のために〈第2部〉 (岩波文庫)

眠られぬ夜のために〈第2部〉 (岩波文庫)

 キリスト教がただ外的な方法でふたたび改革されるということ、たとえば、フランス革命と帝政崩壊の後で、シャt-ブリアン*1、ジョセフ・ド・メストル*2、フォン・クリュデナー夫人*3らによって、フランスやまた一部は他のヨーロッパでも、企てられたようなことは、おそらくもう二度とは起らないであろう。現在では、教会が問題ではなく、真の、生きたキリスト教ということが問題なのである。しかしこの両者をひき離すのは、なまやさしいことではあるまい。また、この改革を実行しうるような人びとは、まだ当分見あたりそうもない。

ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第二部 岩波文庫

*1:シャトーブリアン(一七六八―一八四八)、フランスの文学者、政治家。

*2:メストル(一七五四―一八二一)フランスの国家哲学者、政治家、中世のキリスト教への復帰をとなえた。

*3:クリュデナー夫人(一七六四―一八二四)、ドイツ敬虔主義者、著作家。