蜀犬 日に吠ゆ

2007-12-14

[][][]Capter 2 午後の曳航 21:15 はてなブックマーク - Capter 2 午後の曳航 - 蜀犬 日に吠ゆ

 プロローグ

GM:第2回を始めて大丈夫?

韋駄天:あれ、新キャラは?

GM:始まってからにしましょう。C君にはもう言ってあります。

C:よろしく。うふふふふ

韋駄天:まあ仕方ないか。

 じつは、1人2役の韋駄天・トンズラは今日のみ参加のC君にキャラを譲ろうとして断られていたのだ!

GM:よっし、それでは、君たちがまだ船倉にいる内に。

ドムス(GM):これで全部運んだな?もうすぐ出港になっちまうから、急いで引き上げだ!

GM:そして船倉に下りていたハシゴがするすると持ち上げられた。

韋駄天:ダッシュでつかまえる。

アラライ:怒鳴る。「俺たちがまだいるぞ!」

と、サイコロを握る二人。

GM:しかし、無情にも君たちの目の前で船倉のふたが閉まってしまった……というところから第2回がは~じま~るよ~♪

韋駄天:うげげ。

トンズラ:とりあえず、トンズラーは例の危険な箱からは離れておきます。

アラライ:というか、全員で離れる。

GM:例の箱は、しんとして音もない。

GM:その一ヶ月前にさかのぼる……

韋駄天:もどるなあ。おい。

GM:ここは妖精の国、フェアリーランド。

アラライ:ただ英語で言い直しただけじゃないすか。

GM:いちいち茶々を入れるな。話がすすまんじゃあないか。とにかく、新キャラクターはフェアリー女子だ!

エルエル:エルエルで~す、よろしくね。

一同:気色悪~い。


名前archetype種族性別年齢レベル
エルエル達人フェアリー153
STCONDEXSPDINTWIZLKCHR
44301515322062
身長体重修正武器攻撃力防具防護点
18.31.8+24なしなしなしなし0

タレント言語魔法
いいこぶりっこ(CHR62)共通語 フェアリー語1レベル呪文 2レベル呪文 3レベル呪文


GMより一言二言のコーナー!

 みなさんは、パーティのなかに女性キャラクターがいるのをどう思いますか?GMは、野郎だけのセッションばかりしていたこともあり、女性プレーヤーの事情はとんと知らないのですが、NPCやストーリィの都合で女性キャラを男が演じる、という場合もあるわけです。

 ま、こうした「ありえない演義をしなければならない」というのもTRPGの醍醐味といえばそうなのですが、青二才にはちょっとハードルが高かったような気がします。

 ま、おっさんになってくるとある程度「ひらきなおり」ができるようになりますので、その辺のテクニックを使ってごまかすようになりますが。

 テクニックとしては、以下のようなものが使われたり使われなかったり。

  1. おかま言葉でロールプレイ
    • 中途半端なロールプレイはかえって恥ずかしいの法則から、ドワーフならホントに「ぢゃ」「ぢゃのう」で話してみたりすることの応用編。
    • 「○○だわ」「○○なのよ」「○○してちょうだい」などとオカマ言葉を駆使する。単にオカマなのであるが女性の設定で通じる。
    • GMは配慮して、街の人たちが「いよっ、美人のお嬢ちゃん」とかいったり魔法使いが「小娘ごときに話はないわい」とか言ってあげること。今回のように「気色悪い」などというと本人がやる気をなくしたり、友情にひびが入ったりするもとになります。
  2. 引用ロールプレイ
    • 直接話法ではなくて「○○だなあ、と彼女は思った。」「○○だわ、と彼女は言うよ。」と間接話法を貫く方法。1の方法だとプレイヤーの感想やギャグへの突っ込みも女言葉で通さなければならないような気がして結構疲れるものがありますが、これならば女言葉での発言が全体の三分の一くらいになります。戦闘の時などは言葉づかいを気にかける必要がありません。
  3. ロールプレイはあきらめる
    • 逆な「ひらきなおり」で、もう女性をロールプレイすることはあきらめ、男と同じようにプレイする。パーティないでも男と同じように接するが、ストーリィ上女性である必要があるときだけ、GMが女性として判定する。1や2のやり方がめんどうになったらなし崩し的にこれにする。
  4. ドワーフ女性をロールプレイする。
    • なぜいつもドワーフはオチなのか。ドワーフは偉大。ドワーフを讃えよ。讃えよ、ほめよ、大地に生きるドワーフの子ら。
    • 「薄幸の」ガーラはこれなので女キャラでも問題にはならなかった。プレイヤーも女性キャラであることをたんにギャグの一環くらいにとらえているふしがある。

 今回はフェアリーという暴挙と、メンバーの理解もないので最悪の状況。さてどうなりますやら…


GM:妖精の国、フェアリーランド。そこは常春の平和な楽園。

エルエル:ちょ~おちょ~♪ ちょ~おちょ~♪ ひ~らひ~ら♪

GM:すると、君は妖精国の大神官様に呼ばれ、人間界での修行を命じられる。

エルエル:やだ。

大神官様(GM):これは神の託宣にあったこと、そなたの運命なのだ。

GM:妖精の仲間たちは口々に「これは君にとって意義のある使命だよ」「ガンバってくれたまえ」と見送ってくれる。

大神官様(GM):「よいかエルエル。これよりなんぢを「時空の門」で人間界に移送する。フェアリーランドの門を探し出し、かならず生きて戻ってくるのだぞ」

エルエル:見逃して欲しいんだけど。

GM:大神官様がむにゃむにゃと呪文を唱えると、神殿内に闇のかたまりのようなものが浮かび上がる、というかまわりの空間が引きずり込まれて世界が「裏側」に穴を開けたふうになった。

エルエル:大神官様に掴まってやる。

GM:しかし次元の門は、エルエルだけを吸い込んでゆく。

エルエル:ぎゅう~~~。(とつかむ動作)

GM:体力度5レベル。

エルエル:無理(笑)。一応(ころころ)。あ~~れ~ぇ~。

 蘇るもの

GM:エルエルが気づくと。

アラライ:船の中。…いや、箱の中だ!

韋駄天:そうか、こいつがトンズラーを、よくも(笑)。

GM:いや違います。墓場。夕暮れ近づく森の中にいくつかの墓標が立っている、その中にいた。

エルエル:え~。フェアリーは死んだりしないからお墓なんてないよぉ。なんだかわからないけど気色悪いところだなあ、と。

GM:二つの人影が近づいてくる。

エルエル:フェアリー影?とにかく人間界のことなんて全然わからないからね。隠れよう。

GM:フェアリー族でも身分の高いものでないと身につけられないような服装に身を包んだ二人が墓の一つの前に立っている。

エルエル:大きいの?

GM:フェアリーよりは。

アラライ:ドワーフだ。

韋駄天:いや、丘トロールだな。

ガーラ:デーモンロードだと思うんだけどね。

エルエル:大きさは、何センチ?

GM:大きい方が190センチくらい、小さい方は160センチくらい?

エルエル:で、でっけええええ~~~これが、ニンゲンてやつかあ。

GM:二人はしばらく墓の前にいたけれども、やがて一言二言つぶやいて立ち去る。

エルエル:なんて言ったか聞こえなかった?

GM:共通語は…話せるのか、生意気に(笑)。じゃあ、幸運1レベルで成功したら聞き取れる。

エルエル:もち、成功。

GM:「いこう、フェアリー…へ」

エルエル:その、テンテンてなに?

GM:ぼそぼそしゃべるので声が届かなかった。

エルエル:わかりましたよ、追いかければいいんでしょう!

GM:二人はどんどんと人通りの多いところに向かい、やがて一艘の船に乗る。

エルエル:船?船ってフェアリーランドにはありました?

GM:虹の上を走ったり(笑)。

エルエル:そんななんだ(笑)。じゃあ怖いことないね。これに乗ればふるさとに帰れるんだ。いやあ、大冒険でした。大神官様にも褒めてもらえますね。

韋駄天:いらっしゃ~い。ようこそ地獄へ。

GM:やがて人足たちも船を降り、錨が上がる。エルエルは二人を見失ってしまった。

エルエル:いったいどこにいるのでしょう。ひらひら~♪

ガーラ:「たーすけてくんろー」

アラライ:「たーすけてー」

GM:と、怪しい声が聞こえますが(笑)。

エルエル:えっと、どこから?

GM:床にはめられた板に穴が開いていて、そこから。

エルエル:穴って、通れそう?

GM:余裕。

エルエル:じゃ、入ってみます。

GM:するとそこには異形のものどもが。

エルエル:きゃああああ。怖いいい。

韋駄天:ふざけるな。きさま、話が進まないだろうが!

エルエル:話って(笑)。みなさんどうしたんですか。

韋駄天:閉じこめられたんだ。そこのふたを開けて、はしごを下ろしてくれ。

エルエル:ふた…はしご…

韋駄天:ダイスを握れ!

GM:いや、握るまでもなく無理でしょう。

ガーラ:だいたいなんで新キャラがフェアリーなわけ?ヒロインの座、危うし!

アラライ:狙っていたのか…

韋駄天:はしごを動かせないのか。じゃあ…

GM:(助けを呼びにいかせる、と。)

韋駄天:あそこに箱があるんだが、ちょっと様子を見てきてくれ。

エルエル:はーい。ひらひら~♪

GM:(!? そうか、こいつ前回のセッションに参加していなかったんだ!)じゃあ……幸運度2レベル。

エルエル:(ころころ)成功。

GM:すると、箱の鍵穴のあたりがきらりと光ったかと思うと金具がものすごい勢いで飛び出し、エルエルをかすめて天井を貫いて風穴を開けた。

エルエル:なに?な~に?

韋駄天:ちっ。

アラライ:ひどい(笑)

GM:第二撃!

エルエル:ええ?(ころころ)成功。逃げます~。

GM:ちっ(笑)。

エルエル:ひどい(笑)

韋駄天:使えないやつだなあ。

GM:しかし、棺桶……もとい、箱のふたががたがた言ったかと思うと、

アラライ:マスターいまなんつった?

ディドロ(GM):「日は没した……おまえたちの命も没するときだ。」

韋駄天:ディオ様かよ!じゃああれはスペースリパーなんやらだったのか。

GM:ばらすな!とにかく、箱のなかから若い男が立ち上がった。

韋駄天:というか勝ち目はないので逃げよう。

韋駄天:ねえ、ちょっとマスター。

GM:はいよ。

韋駄天:きょうはさあ、初めにも言ったけど……

GM:あれ?もう6時かあ。えええ、ここでお開きかよ。

韋駄天:すまんね。

ガーラ:ま、しょうがないよ。続きは次回で。

韋駄天:というか、ほとんどサイコロも振ってないんだけどね(笑)。