蜀犬 日に吠ゆ

2008-08-07

[][]安達正勝『フランス反骨変人列伝』集英社新書 その3(了) 21:02 はてなブックマーク - 安達正勝『フランス反骨変人列伝』集英社新書 その3(了) - 蜀犬 日に吠ゆ

その1その2のつづき

フランス反骨変人列伝 (集英社新書)

フランス反骨変人列伝 (集英社新書)

第四章 六代目サンソン

 サンソンは、「ムッシュー・ド・パリ」と呼ばれたパリ死刑執行人の家系。第四代の時にフランス革命の恐怖政治を経験し、第六代は王政復古のころに家業を継ぐ。第三章のラスネールを処刑したのは、この六代目サンソンでした。

 しかし、家業になじむことのできなかった六代目は、「放蕩の末にギロチンを質に入れて罷免になるの術」を使ってその職を追われ、死刑反対の論陣をはることになります。

 ただ、これも反骨には疑問。

[][]子母沢寛『おとこ鷹』改版 上 新潮文庫 22:34 はてなブックマーク - 子母沢寛『おとこ鷹』改版 上 新潮文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 気の利いた書評がかけるといいのですが、自分で自分がどう感動したか表現できないのですから難儀なことです。

おとこ鷹〈上〉 (新潮文庫)

おとこ鷹〈上〉 (新潮文庫)

 勝小吉とそのこ麟太郎(のちの海舟)親子の物語。勝海舟に関して、子母沢先生は「おとこ鷹」の他に「父子鷹」「勝海舟」の作品がありまして、勝小吉を主人公に据えた本作が最初かと思って読んだところ、「父子鷹」のほうが先に発表された由。どちらも「読売新聞」の連載小説。順番をまちがえました。

 それと、「漫画でよくあるシーン」が好きな私としては小吉が小林隼太と立ち回りを見せる所が気になりました。

 小林が横合から、体当たりの気合で斬り込んで行った。小吉は引っぱずしたが、いつの間にか抜いた刀が閃いたと思ったら、小林はもう褌一つない素っ裸になって川の面へ両手両股を鳥のように開いて押さえつけるように落ちていった。着ていたものが、着物も褌もふわりと宙へ浮いて、ひらりひらりと小林の後を追って行く。

子母沢寛『おとこ鷹』改版 上 新潮文庫

 石川五右衛門!

 そして表紙もまさにそのシーン