蜀犬 日に吠ゆ

2008-11-03

[][]やまだないと『ビアティチュード』1講談社 17:03 はてなブックマーク - やまだないと『ビアティチュード』1講談社 - 蜀犬 日に吠ゆ

 トキオ荘青春日記。服装倒錯ではありませんでした。

ビアティチュード BEATITUDE(1) (モーニング KC)

ビアティチュード BEATITUDE(1) (モーニング KC)

 f--k文芸という言葉がありますが、これは見事なf--k。『まんが道』が跡形もないのにまんが道。


 なんでナイトー?やまだナイト?


 とはいいつつも、まんが道にあふれる「まんが愛」が稀薄なのが困ります。「バクマン」よりはマシですが、「どうして漫画じゃなければいけないの?」という部分をもっと前面に出してくれないと。花森氏がおねえさんを別世界に連れて行くのに、漫画でなくてもいいのでは?普通に就職して貯金していいお医者さんを探すとかいうストーリーでもよくなってしまうならまんが道ではないですよね。むしろクボヅカ氏のほうが、自分の抑えきれない気持ちを漫画にぶつけていく点ではまんが道になるかもしれないですね。


 そういう漫画への抑えきれない情熱が出てきたら、読み続けます。テヅカ先生が伝言でしか登場していないのでちょっと楽しみ。


 で、この漫画はBLを意識して書かれていると言うことで話題ですが、そういう部分でのおもしろさはあまり感じませんでした。もともとBLがや・お・い・というカテゴリで名を広めたジャンルであるだけにだらだらとしたほのめかしがつづく。物語自体が進んでいるやらいないやらという雰囲気なのもそのせいでしょうか。


 あとで続きを書きます。


 どうでもいいウンチク。Beatitudeは日本語にすると「至福」。それはラテン語に由来し、beatus blessedの事であるといいます。

the Beatitude と大文字で書けば、それは「山上の垂訓」の意。「至福とは、blessedな幸福」であるとするならば、トキオ荘はテヅカ神によってblessedであるはず。ですからテヅカ神の顕現をまって初めて楽園のありようも解き明かされるはずですし、三位一体の理屈からすればテヅカ神の降臨はそのままでない意味を持っているかもしれません。(父なる漫画と、子なるテヅカ神と、)

[][]アックス版まんが道~~福満しげゆき『僕の小規模な生活』2 講談社 17:03 はてなブックマーク - アックス版まんが道~~福満しげゆき『僕の小規模な生活』2 講談社 - 蜀犬 日に吠ゆ

 そしてモーニング本誌からはどうどうのまんが道。

僕の小規模な生活(2) (KCデラックス モーニング)

僕の小規模な生活(2) (KCデラックス モーニング)

 漫画に対する情熱といえば、「僕」もおそらくものすごい低温なのだと思いますが、「僕」の場合漫画しか生きる道がないという点でこれは面白い。就職はことごとく失敗して漫画しかなくなった「僕」がスターダムへのし上がっていくのが1巻であったとすれば、2巻はだいぶ余裕が出てきたと思います。というわけでいい気になった「僕」がどんなしっぺ返しをくらうのか、そしてそこから立ち直れるのかというのが今後の興味を惹きますね。ひどい。