蜀犬 日に吠ゆ

2008-11-18

[][][]瀰漫せし微睡~~田中芳樹編訳『隋唐演義』二 中公文庫 23:58 はてなブックマーク - 瀰漫せし微睡~~田中芳樹編訳『隋唐演義』二 中公文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 第二巻の主人公は隋の煬帝。後宮での生活が主に描写されるのでたるい。

隋唐演義〈2〉隋の煬帝ノ巻 (中公文庫)

隋唐演義〈2〉隋の煬帝ノ巻 (中公文庫)

 しかし時勢はいよいよ急を告げ、ついに竇建徳は義起に踏み切ります。

 巻末の対談でも話題になっていましたが、煬帝への筆は非常にやさしいのが隋唐演義の特徴なのかもしれません。煬帝は後宮に入り浸りで朝政をないがしろにしますが、その隙をついて私腹を肥やすものこそ天下の奸佞であり、確かに煬帝はたまに政務を執ると収賄や汚職の臣を残虐な極刑にかけるという役回りなのですよね。にもかかわらず佞臣が後を絶たないあたりが、煬帝の人徳なのでしょうけれども。

 で、いよいよ大運河の開削と高句麗出兵が始まりますので、煬帝の天命も極まる、と言うところで時間に続きます。可哀想に!