蜀犬 日に吠ゆ

2009-01-12

[][][]空から女の子がオチ 17:27 はてなブックマーク - 空から女の子がオチ - 蜀犬 日に吠ゆ

 桶屋が死んで取り残された母娘。世話する人があるというので、江戸から下って赤羽へ。

 子供連れでは足も進まず、予定を越えて夜になってしまいました。

 やむを得ず、おいなりさんのお堂を借りて夜露をしのんでおりました。


 草木も眠る丑三つ時。ふいに表に人の声。

 素性も知れぬ荒くれどもが、どうやらお堂に来たらしい。

 娘を起こして逃げる算段、ところが賊は戸を開ける。

 かのとき早く二人は梁へと必死にのぼる。


 げに恐ろしき山賊は、今日も今日とて盗みの準備。

 梁の上では、生きた心地もありません。

 次第に疲れて辛抱たまらず、娘のからだがぐらりとかぶく。

 母はあわてて帯を解き、落ちる娘にゆわえつけ、ぎゃくにはずみで自分が落ちる。

 母の重きに絶えかねて、娘の体は……屋根を貫き天を舞う。


 山賊たちはこれを見て、「たがやぁ~~~」