蜀犬 日に吠ゆ

2009-02-03

[][]北方健三『楊家将』(下)PHP文庫 19:04 はてなブックマーク - 北方健三『楊家将』(下)PHP文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 悲願の燕雲十六州奪回。大宋の威信を賭けた大軍が動き出し、遼と対決します。

楊家将〈下〉 (PHP文庫)

楊家将〈下〉 (PHP文庫)

 上巻では遼が勝利したものの、宋の領内には踏み込めませんでした。太宗趙光義は燕雲十六州を奪い返すべく北伐軍を編成します。

楊家の武

 耶律休哥の遊撃隊、赤騎兵たちに兵糧を焼かれ、また宋軍内でも総大将曹彬と将軍潘仁美の諍いで軍団は崩壊。勝つのは楊家将の兵のみ!

王欽招吉 その知

 しかしその裏で契丹最凶の男、王欽招吉が活動を開始。遼にとっては招吉でも、宋にとっては…

楊業 その死

 ついに太宗が親征。蔚州を攻め落として本営を構えるが、逆に埋伏していた大軍に囲まれます。激しい攻城戦で次郎死亡。絶望的な脱出策のなかで一郎延平と三郎死亡。神出鬼没の耶律休哥は太宗を追えないと判断するとすぐさま軍を易州に向け、北平塞の四郎を捕縛。

 王欽(王欽招吉)、間諜と発覚し処刑。

 なお迫る遼軍に邀撃のかまえをとるも潘仁美の陣が崩れて楊業死亡。


 結局のところ、七王(太宗の子)に阿り親征を実行せしめた王欽の勝利。楊家将は武働きにはすぐれているものの戦略を組み立てるところではそれほどでもなかったということで完。