蜀犬 日に吠ゆ

2009-03-22

[][][]賢者について(その3) 21:20 はてなブックマーク - 賢者について(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

Ⅰ章 賢者についての考察

9

あらゆる功徳を備え大成した賢者は

一人でもって世間を照らす。

知恵の劣った者は数多くても

星のように照らすことが出来ない。

今枝由郎訳『サキャ格言集』岩波文庫

 日本には「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがありますね。しかし、情報格差などともいわれるなかで、物の道理を知らない人が首つきあわせても、基本的な知識がなければ問題解決の妙案が出たりはしないと言うこと、その通りだと思います。

10

賢者は功徳が広大でも

他人の功徳までも吸収する

絶え間なくそうすることで

すみやかに一切智*1に達する。

今枝由郎訳『サキャ格言集』岩波文庫

 賢者であることに驕ることなく、日々精進というのはいつの時代でも真理でしょうね。

*1:10 一切智 すべてを知りつくすこと。仏の境地。