蜀犬 日に吠ゆ

2009-04-02

[][][][]為政第二を読む 15:55 はてなブックマーク - 為政第二を読む - 蜀犬 日に吠ゆ

政を為すには徳をもってす

 為政第二(17~40)

17 子曰。為政以徳。譬如北辰居其所。而衆星共之。

(訓)子曰く、政を為すに徳を以てす。譬(たと)えば北辰の其所に居りて、衆星の之に共(むか)うが如きなり。

(新)子曰く、政を為すには徳を以てす、という語がある。これは北極星がその位置を少しも変えずして、衆星がこれを中心に指向しながら回転するが如きを喩えたのである。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 北辰一刀流にまで受け継がれるこの思想。王者はどっしり構えるものであるらしい。


詩は三百、思い邪なし

 為政第二(17~40)

18 子曰。詩三百。一言以蔽之。曰思無邪。

(訓)子曰く、詩は三百、一言にして以て之を蔽(おお)えば、曰く、思い邪なし。

(新)子曰く、詩経は三百篇あるが、一言で要約すれば、心に邪念がない、と言えよう。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 孔子の所では主に「礼」「楽」「詩」が学ばれたとされています。折々の会話のなかで、詩経とはなにかを孔子が解説したのでしょう。もちろん、詩経を学んでいなければこの言葉の意味は分からないでしょうし、実際分かりません。威張ってもしかたないのですが。