蜀犬 日に吠ゆ

2009-04-13

[][][][]為政第二を読む(その11) 22:12 はてなブックマーク - 為政第二を読む(その11) - 蜀犬 日に吠ゆ

善を挙げて不能を教えしむれば

 為政第二(17~40)

36 季康子問使民敬忠以勧。如之何。臨之以荘則敬。孝慈則忠。挙善而教不能則勧。

(訓)季康子、民をして敬忠にして、以て勧めしめんにはこれを如何せんかと問う。子曰く、之に臨むに荘をもってすれば敬し、孝慈ならしむれば忠なり。善を挙げて不能を教えしむれば勧まん。

(新)季康子が、どうすれば人民が君主を敬愛し、進んで勤勉に働くようになるだろうか、と尋ねた。子曰く、君主が自信たっぷりで臨めば人民から敬われる。人民の家庭生活が円満ならば君主を愛するようになる。善人を登用して、まだ力の及ばない者を教化させれば自然に勤労を好むようになる。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 季康子(三桓氏の一つ)もいろいろ聞きに来ます。

 宮崎先生の独特な解釈は、「人民の家庭生活が円満ならば」のところで、ふつう、「身分の高い人が親を大事にし子をいつくしめば」とするのですが。

 「善を挙げて不能を教え」というのは、言うは易く行うは難し、でしょう。