蜀犬 日に吠ゆ

2009-05-10

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里は仁なるを美と為す

 里仁第四(67~92)

67 子曰。里仁為美。択不処仁。焉得知。

(訓)子曰く、里は仁なるを美と為す。択(えら)んで仁に処らずんば、焉んぞ知なるを得ん。

(新)子曰く、家を求めるには人気のよい里がいちばんだ、という古語がある。どんなに骨を折って探しても、人気の悪い場所に当ったら、それは選択を誤ったと言うべきだ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 金谷先生は荻生徂徠説。里を「居ること」と解します。

 先生がいわれた、「仁に居るのが立派なことだ。あれこれ選びながら仁をはずれるのでは、どうして智者といえようか。」

金谷治訳注『論語』岩波文庫

 加地先生は「情愛の厚いところに住めば、美いことをするようになる」と解します。孟母三遷の故事からするとこうした解釈のほうが腑に落ちるようです。