蜀犬 日に吠ゆ

2009-06-07

トムさん

[][]CP9可哀想~~尾田栄一郎『ONE PIECE the12thLOG ROCKET MAN』集英社 21:02 はてなブックマーク - CP9可哀想~~尾田栄一郎『ONE PIECE the12thLOG ROCKET MAN』集英社 - 蜀犬 日に吠ゆ

 読みました。相変わらず物理法則無視なので、頭の中のチャンネル切り換えがたいへん

ONE PIECE 総集編 THE 12TH LOG (集英社マンガ総集編シリーズ)

ONE PIECE 総集編 THE 12TH LOG (集英社マンガ総集編シリーズ)

 というわけで、クサしから。

ジャーナリスト

 フラッシュ焚きすぎ。映像を記録するデンデンムシがあったのだから、そういうのの亜種で表現してもよかったのではないでしょうか。最初に麦わら海賊団が手配書をつくられたときはそうだったのに……。ウォーター7が科学技術先進地である表現なのかもしれませんが、だったら、だったればこそ、海軍本部はその技術を端倪せず全海域に広めていたと思います。


タイムトラベラー・フランキー

 サイボーグ。コーラ。リーゼント。22・23世紀あたりから来た人、としか言いようがありません。コーラの炭酸だけで「クー・ド・ヴァン」ができるとは思えません。ペットボトルロケットくらいの威力なら納得ですが。

 造形は、プレスリーなのかしらん。

 全然関係ありませんが、青キジは松田勇作ですよね。探偵物語の。


六式

 CP9が使う体技。すべて物理法則無視。基本的には反作用無視。

 しかし、ルッチが言うように「長い訓練を重ね」たのならOK。特訓さえすれば何ができるようになってもOK。

 ただ、「迫撃において”動物(ゾオン)系”こそが最強の種だ!!!」と、ビックリマーク三つも重ねていますけれども、自然(ロギア)系は物理攻撃無効なので、迫撃そのものが無駄なんですよね。CP9可哀想。あなたたちの訓練がすべて無駄だったなんて、言わなかったのは周囲の優しさだったんですよ。


 面白かった設定。

アクア・ラグナ

 「港の水」→「津波」だと思いますが……。台風が近づいたことで発生する高潮。ウォーターセブンのモデルになったヴェネツィアは地中海なので熱帯低気圧に吹き飛ばされなくてよかったですね。高潮が来る前にどんどん潮が引いていくさまは圧巻でした。こういうところ、尾田先生は本当にうまい。(引っ張りすぎの感はありますが。)

 鉄戸のすきまに麻をつめるなんて、心憎い。社会科学の面で、本当にレベルが高い。だからこそ、自然科学分野でも私を華麗に騙してぇ、と、つい望んでしまうのでしょうね。

 ウォーターセブンの家々のへんなデザイン……。記憶に自信がないのですが、これって海から帰ってくる船の目印にするために派手派手にしたのではなかったでしょうか。だから海岸に正面の家だけがぬってあったような……。これは自信がありませんが、このへんは尾田先生はきっちりしていそうなのでわたしの記憶ちがいである確率が高い。しかし、誤った認識で読んだのでひっかかってしまいました。


世界政府はクソだ

 海軍本部はそれほどでもなくても、世界政府はクソだ、という話かと思ったら、11thLOGで男気を見せた青キジもスパンダムに「バスターコール*1」を許可するなど、政府の犬であることが判明。ということは、この漫画は「七武海」→「世界政府(五老星)」→「反乱軍」と戦って最後に、「四皇」を皆殺しにした黒ひげと戦う展開になるのでしょうか。

 私の予想では、白ひげはルフィを認めて「オレのあとを継げ」とかいうのですがルフィが「やだ」とかいって、「ならば、……それでよい」「お行き……愛しい風よ」ルフィ「船長……、もう召されている…」で、シャンクスはルフィをかばってその腕の中で死ぬ。「見たかったぜ、お前が海賊王になるのを……」ガクッ。

 こうに決まっている。

 フランキーが世界政府を罵るたびウソップがびびるのが細かい演出ですが重要ですね。この世界の常識を担当するウソップならではです。

 で、世界政府がクソであればあるほど、海賊王ロジャーに正当性がうまれるわけで、お宝「ワンピース」は、世界政府に虐げられた人たちへの福音であり、世界政府の恐怖政治に唯々諾々と生きる庶民の悪夢であるということがうかがえます。ジャンプ漫画の中でも、ストレートな御政道批判は久しぶりなのではないでしょうか。人気が出るのも当然ですね。


プルトン

 アラバスタ王宮の地下に隠された「歴史の本文(ポーネグリフ)」に記されたプルトンは、世界政府に反対する勢力の建造した軍艦であることがわかりました。

 逆に言えば、「歴史の本文」は、正史に抹消された勢力の記録ということになるのかもしれません。ロビンが「オハラの悪魔」であるというのは未だ謎です(朝寝朝酒するのかにゃ?)が、ロビンが求める「真の歴史の本文(リオ・ポーネグリフ)」とは、「焚書坑儒」に関わるものなのかもしれませんね。

 白々海でロビンが見たのは「ポセイドン」に関する「歴史の本文」。とすると、うそつきノーランドが航海日誌を書いた海円暦12Cには「歴史の本文」が作成されていたということですね。その当時の状況はさっぱりわかりません。

このネタ?

つぎの岩につづく (ハヤカワ文庫SF)

つぎの岩につづく (ハヤカワ文庫SF)

 古代兵器は、内側に入ってきたので、次は「ウラヌス」そして「サターン」と来るのだとばっかり思っていたので、まさか設計図で来るとは。実物は出るのでしょうか。さすがに古代兵器を一からつくるという探索(クエスト)はないでしょう。


ニコ=ロビン

 オハラの悪魔。意味不明。

 守るものができてしまった苦悩が泣かせますね。死刑になる?

 私は、ゾロは見せ場を作ってもらって作者にひいきされていると思っていましたが、内面の葛藤であれば、ロビンが緻密に描いてもらっていると思います。どちらかというと感情を直接に表現するワンピース世界(小学生向けの漫画だからね)で、本心を押し殺して生きなければならない役割をになっているのが彼女でしょう。超人系としてはブッちぎりの戦闘力を有していても、戦いでは見せ場をもらえないのも、こういう時の為でしょう。

 政府に反抗しつつ政府と結ぶというのは、ロビンフッドよりも水滸伝ぽいですけれどもね。


クラバウターマン

 船幽霊とはまるで逆ですね。ゴーイングメリーのこのあたりは、週刊誌で読んだような読まなかったような?


チョッパー

 ロケットマンが出発するとき、当然のように機関助士をつとめるのがこのトナカイの人徳ですね。泣ける。

 ちなみに、メリー号の時は、ゾロが掌帆長をつとめ、チョッパーは錨をおろす役をすることが多い。縁の下の力持ち。

*1:アイスバーグ「バスターコール?」ロビン「海軍本部の”中将”5人と/”軍艦”10隻を一点に召集する緊急命令/……その”国家戦争クラス”の軍事力の/標的にされたらあとにはもう何も残らない」(ということはロビンちゃんは麦わら海賊団より”中将5人”の方がつよいと思ってるんですね。ルフィ・ゾロはいけるだろう。ロビン自身も1対1でおくれを取ったりはすまい。あと二人戦闘要因がができるか、サンジが成長すればあと一人で、バスターコール恐れるに足らずとなるでしょう。しかし、こんなことをかくのに、この欄は狭すぎです。)