蜀犬 日に吠ゆ

2009-06-17

[][]扉を開けて、その先は?~~鎌田浩毅『地学のツボ』ちくまプリマー新書 20:15 はてなブックマーク - 扉を開けて、その先は?~~鎌田浩毅『地学のツボ』ちくまプリマー新書 - 蜀犬 日に吠ゆ

 京都大学の教養科目「地球科学入門」の講義をベースにした地学案内。

地学のツボ―地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書)

地学のツボ―地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書)

 先日の『負けない』につづき、またまた納得のいかないちくまプリマー新書。今回は、内容はよかったのですが、不満が残りました。

 それはすなわち、本書の内容は、私がだいたい雑学的に知っていたことが多かったからです。大気の大循環やプレートテクトニクス理論は高校の地理でも触れる内容ですし、太陽系や月の出来方の話は学研漫画の知識で十分な感じ。

 しかし私はそれを体系的な「地学」として理解したいのに、そういう願いは叶えられなかったのが不満なのです。それで思ったのは、こういう入門的な本には、巻末に「もっと知りたい人への読書案内」的なリストをつけるべきではないでしょうか。事実そういう本もあって、別にリストの本を読破したりはしませんけれども、地学の専門の本って、地の本なら地波のグラフがでてきたり、天体の本ならスペクトルがどうのとかハードルがいきなり高くなるんですよね。そういう部分への橋渡し的な本があるのかもしれませんが、その位の本を知りたいのです。こういう新書を読んで、「もうちょっと先」へ生きたい人に冷たいなあ、というのが今回の感想。