蜀犬 日に吠ゆ

2009-07-31

[][][][]雍也第六を読む(その17) 21:44 はてなブックマーク - 雍也第六を読む(その17) - 蜀犬 日に吠ゆ

斉、一変すれば

 雍也第六(120~147)

142 子曰。斉一変。至於魯。魯一変、至於道。

(訓)子曰く、斉、一変すれば魯に至り、魯、一変すれば道に至らん。

(新)子曰く、隣国の斉が脱皮すれば、昔の魯のような文化国家になれようし、我が国の魯が脱皮すれば、(本国の周がそうであったような)道義国家になるのも不可能ではないのだが。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 斉も魯も、当時で言えばどんぐりの背比べ、魯に孔子がいれば少し前の斉には晏平仲(晏子)がおり、孔子は就職を騙されたせいか、斉国の策略好きを評価しませんでしたが、魯公はまんまとひっかかり結局孔子は魯を出なければならなくなったくらいです。

 普通に考えれば、魯公もしくは重臣をおだてつつ道に従うように進めたものであると解釈できましょうが、あんまりそういう見方はないようです。