蜀犬 日に吠ゆ

2009-08-10

アギナルド

[][][][]述而第七を読む(その3) 23:01 はてなブックマーク - 述而第七を読む(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

夢に周公を

 述而第七(148~184)

151 子曰。甚矣吾衰也。久矣吾不復夢見周公。

(訓)子曰く、甚だしいかな、吾が衰うるや。久しいかな、吾れ復(ま)夢に周公を見ず。

(新)子曰く、さてさて私も気力が衰えたものだ。もうずうっとこのかた、夢に周公を見ることがなくなった。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 解釈はまあそうでしょうね。「老いて衰えた」と受けとる向きもあるようですが。しかし君子というのは老いてゆくものであると孔子はいうでしょうか。おいたということよりも、「日暮れて道遠し」といいますか、残りの寿命を考えると絶望的だという意味あいのような気がします。

 以前は周公の夢を見ていた、ということなのでしょうが、どんな夢だったでしょうか。周公に教えを受けるとか、周公が文明を作り上げてゆく様をはたから見守るような夢だったのでしょうか。あるいは、周公から「私のあとを継ぐのは、君しかいない」とかなんとかおだてられる夢だったりして。