蜀犬 日に吠ゆ

2009-08-21

蒋介石

[]蒋介石 19:48 はてなブックマーク - 蒋介石 - 蜀犬 日に吠ゆ

 孫文夫人の

 姪と結婚

 いわゆる宋姉妹ですね。普通に外戚。


[][][]ハイホー~~カート・ヴォネガット 浅倉久志訳『スラップスティック』ハヤカワ文庫 23:35 はてなブックマーク - ハイホー~~カート・ヴォネガット 浅倉久志訳『スラップスティック』ハヤカワ文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 ジュニアがとれてカート・ヴォネガット。

 この作品を、ひと言でいうなら「ハイホー。」

 ふた言でいうとすれば「ハイホー。」「ハイホー。」

 み言で説明してもやっぱり「ハイホー。」「ハイホー。」「ハイホー。」としか言いようがありません。

 LONESOME NO MORE!(もう孤独じゃない!)ですって? どうでしょうね。


 『スラップスティック』は、ヴォネガットの「理想的な自伝」。物語の中で、ヴォネガットの役割を演じるウィルバー・ダフォディル-11・スウェインは、ロックフェラーに連なる資産家の子として生まれ、双子の姉と共に当世最高の知性を生まれながらに獲得し、ハーヴァード卒の医者で、アメリカ大統領に当選し、マンハッタンの(燭台王)と呼ばれます。


 ……なんだかすごそうな人生ですが、同時にウィルバーは現代に生まれたネアンデルタール人で両親からは死を望まれ、同じく怪物じみた双子の姉なくしては白痴同然であり、アメリカ合衆国は内乱で分裂してワシントンD.C.に数百人という規模でしか人がいない世界なんです。ミシガン国王だのオクラホマ公爵だのが群雄割拠。


 物語自体のテーマはプロローグにもう書いてあります。初めに全部書いてしまう実も蓋もなさがヴォネガット先生らしい。序跋でネタをばらすのは英米小説にはよくあることですけれども。

わたしには、愛を口にせず人生を論じるほうが自然な気がするのだ。

 愛がそれほど重要とは思えない。

 では、なにが重要に思えるのか? 運命と真剣に取り組むことである。

カート・ヴォネガット 浅倉久志訳『スラップスティック』ハヤカワ文庫

 愛はどこにでも見つかる。それを探しにでかけるのは愚かなことだと思うし、また、有害になることも多いと思う。

 世間の常識からみて、相思相愛の仲だと思われている人たちに――あなたがたがもし諍いを起こしたときは、おたがいにこういってほしい。「どうか――愛をちょっぴり少なめに、ありふれた親切をちょっぴり多めに」

カート・ヴォネガット 浅倉久志訳『スラップスティック』ハヤカワ文庫

 そして、それをシステムとして社会に組みこむことはできるのでしょうか。『スラップスティック』は、「親切」を基盤に据えた世界の物語です。


 そう、イライザとわたしは、合衆国憲法に対する早熟な批判文も書いた。わたしたちの主張によると、この憲法は不幸を作りだす計画としては最高のものである。なぜなら、この憲法が一般国民をいちおう幸福に誇り高く保つことに成功するか否かは、国民そのものの力にかかっている――ところが、この憲法には選出された議員に対抗する存在としての国民を強くするための実際的な機構が、なにひとつ規定されていないからだ。

カート・ヴォネガット 浅倉久志訳『スラップスティック』ハヤカワ文庫

 イライザとわたしは、一個の天才の半分ずつとして、こう考え、こう提案した。この憲法は修正されなければならない。すなわち、あらゆる国民が、いかに貧しかろうと、狂っていようと、能なしであろうと、醜かろうと、彼らの公僕が作り上げたそれとおなじぐらい陰険に排他的でこすっからい、、なんらかの家族(ファミリー)の一員となる権利を、保証されなければならない。

 えらいやっちゃ、イライザもわたしも!

     ◆

 ハイホー

カート・ヴォネガット 浅倉久志訳『スラップスティック』ハヤカワ文庫

 そしてウィルバーが大統領選に立候補すると、「LONESOME NO MORE!(もう孤独じゃない!)」キャンペーンがはられてゆくわけです。


 しかし、それと同時に、アメリカは死に蝕まれてゆきます。犯人は中国人(ルール違反)。

 ハイホー