蜀犬 日に吠ゆ

2009-09-05

[][][][]述而第七を読む(その21) 20:59 はてなブックマーク - 述而第七を読む(その21) - 蜀犬 日に吠ゆ

文莫は吾れ猶お人のごとき

 述而第七(148~184)

179 子曰。文莫吾猶人也。躬行君子。則吾未之有得。

(訓)子曰く、文莫(ぶんぼ)は吾れ猶お人のごときなり。君子を躬行(きゅうこう)することは、吾れ未だこれを得ることあらず。

(新)子曰く、努力の点では私もこれまで人なみにしてきた。しかし教養人さながらに振舞うところまでは、なかなかまだ至っていない。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 これも、自分の中で完結できることはできても、他者が介在することの難しさを説明したものでしょう。

 仁は遠くの理想ではないよ、とかあきらめたら、負けだよなどと弟子たちに教えていますが、自分の姿を振り返っても同じであるということでしょう。