蜀犬 日に吠ゆ

2009-09-17

[][][][]泰伯第八を読む(その5) 20:57 はてなブックマーク - 泰伯第八を読む(その5) - 蜀犬 日に吠ゆ

詩に興り、礼に立ち、学に成る

 泰伯第八(185~205)

192 子曰。興於詩。立於礼。成於楽。 

(訓)子曰く、詩に興り、礼に立ち、学に成る。

(新)子曰く、詩の教育で学問が始まり、礼の教育で一人前になり、音楽の教育で人格が完成される。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 これは、儒教における音楽が他者との調和であることを念頭におくと分かりやすい章句ですね。


 文学が内面を育てる。礼儀作法で良心を他者に伝えることができるようになり、音楽で他者と協調して仕事をする仕方を覚える。

 「修身斉家…」とは少し違いますが、まずおのれの身を正し、それを世間に広げてゆくという儒教の基本が繰り返されているわけです。