蜀犬 日に吠ゆ

2009-09-30

すりこみ

[][][][]子罕第九を読む(その4) 19:52 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その4) - 蜀犬 日に吠ゆ

子絶四

 子罕第九(206~235)

209 子絶四。毋意。毋必。毋固。毋我。

(訓)子、四を絶つ。意するなく、必するなく、固なるなく、我なるなし。

(新)孔子は四つの勿(なか)れを守った。意地にならぬ、執念しない、固くなにならぬ、我を張らぬ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 逆にいうなら、凡人は注意しないと意地を張り、下らないことにこだわり、それをいつまでも引きずり、我が儘だとわかっても押し通そうとするわけですね。


[解説] この章は孔子の心が専ら道義のみで少しも私心のないことを示したのである。

 意必固我の四つは互いに始終をなしている。意に起(おこ)り、必に遂げ、固に留まって、我に成るのである。意と必とは常に事の前に在り、固と我とは常に事の後に在る。我が又意を生ずるに至れば、又私慾にひかれて同じ順序を繰返して窮まることがないのである。(朱子による)

宇野哲人『論語新釈』講談社学術文庫