蜀犬 日に吠ゆ

2009-10-31

[]奪われた刻印(その4) 23:44 はてなブックマーク - 奪われた刻印(その4) - 蜀犬 日に吠ゆ

 ブラウブロ…じゃなくてブラウキュラ撃破。

 磁力で跳ぶグリフ、キルクルスがうまく使えないというだけで、こんなに苦戦したのでした。レベル関係ない。

 何度かチャレンジして、ニュータイプに目覚めたのでもはやシャリア=ブルなど敵では……ブラウキュラでしたね。必殺コロニー落としで撃破。

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[][][]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その5) 16:55 はてなブックマーク - ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その5) - 蜀犬 日に吠ゆ

 なかなか下巻に進めませんね。タッスルの歌うケンダーの逍遙歌がいいので引用します。

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2009-10-30

連絡 20:57 はてなブックマーク - 連絡 - 蜀犬 日に吠ゆ

 id:t08さん。ご申請ありがとうございます。詳細を公表できない諸般の事情で今回は見送らせていただきますので御諒承下さい。

 ご心配をいただいたようですが、ご配慮は全く無用ですので気になさらないでください。

丸トラ一より炎タケルへの葉書

 どうぞ、どうぞ、ほうっておいてください。僕にいっさいかまわずにおいてください。ぼくはこれで十分幸福なのですから。他人の幸福なんて、絶対にだれにもわかりっこないのですから。

三島由紀夫『三島由紀夫レター教室』ちくま文庫
三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

2009-10-29

[][][]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その4) 23:50 はてなブックマーク - ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その4) - 蜀犬 日に吠ゆ

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[][][][]郷党第十を読む(その1) 21:22 はてなブックマーク - 郷党第十を読む(その1) - 蜀犬 日に吠ゆ

孔子、郷党に於いては

 子罕第九(206~235)

236 孔子於郷党。恂恂如也。似不能言者。其在宗廟朝廷。便便言。唯謹爾。

(訓)孔子、郷党に於いては、恂恂如たり。言う能わざる者に似たり。其の宗廟、朝廷にあるや、便便として言う。唯だ謹しむのみ。

(新)孔子が町内の会合の席では、ぼつりぼつりと話しするのを聞いていると、言語障害かと思うくらい。ところが朝廷の祭祀や政治の場では、すらすらと雄弁に語る、ただひどく丁寧に言う。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-28

[]奪われた刻印(その3) 23:17 はてなブックマーク - 奪われた刻印(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

 ブラウキュラが倒せません。うまく磁力で登れなくて餌食になってしまいます。

 くやしいのでティンマンを虐殺してLv.19まで上げたのですが、それでも駄目。

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[][][][]郷党第十を読む(その0) 20:56 はてなブックマーク - 郷党第十を読む(その0) - 蜀犬 日に吠ゆ

 ※この篇は、やや特殊であり、礼や生活などに関するものが大半である。興味がなければ、とばして次篇に移るのもいい。

加地伸行『論語』講談社学術文庫

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2009-10-27

[]奪われた刻印(その2) 22:35 はてなブックマーク - 奪われた刻印(その2) - 蜀犬 日に吠ゆ

 ビッグスケルトン。何とか倒しました。

悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印

悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印

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[][][]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その3) 23:50 はてなブックマーク - ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

パーティメンバー(登場順)

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[][][][]子罕第九を読む(その23) 20:10 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その23) - 蜀犬 日に吠ゆ

与に共に学ぶべきも

 子罕第九(206~235)

234 子曰。可与共学。未可与適道。可与適道。未可与立。可与立。未可与権。

(訓)子曰く、与(とも)に共に学ぶべきも、未だ与に道を適(ゆ)くべからず。与に道を適くべきも、未だ与に立つべからず。与に立つべきも、未だ与に権(はか)るべからず。

(新)子曰く、同じ場所で勉強しても、同じ道へ一しょに進めるとは限らぬ。同じ道を一しょに進んでも、一しょに仕事ができるとは限らぬ。一しょに仕事ができても、いざというとき運命を共にすることができるとは限らぬ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-26

シャノア

[]奪われた刻印(その1) 22:35 はてなブックマーク - 奪われた刻印(その1) - 蜀犬 日に吠ゆ

 仕事が忙しくなるとモウレツにゲームを始めるという奇病に冒されているので、またしても「悪魔城ドラキュラ」。今回はDSの「奪われた刻印」

悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印

悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印

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[][][]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その2) 20:32 はてなブックマーク - ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その2) - 蜀犬 日に吠ゆ

竜(ドラゴン)の頌歌


耳かたむけよ、賢者の歌に。

其は、天の雨、天の涙がごとく降り注ぎ、

其は、過ぎし年月、

〈竜槍(ドラゴンランス)の古譚〉に積もりたる古きほこりを清めたり。

記憶も言葉も届かぬいにしえの、

この世の初めの夕映えに、

三つの月ぞ森の端より昇り来ぬ。

たちまちものすさまじき竜の群れ、

クリンの大地に攻め寄せり。


されど竜の闇のその中より、

昇る黒き月の漠たる面に、

光求めるわれらの叫びの中より、

埋もれし光ぞ、ソラムニアにて燃え上がる。

其は真理と力を備えし騎士

神々さえも呼びおろし、

毅き〈竜槍〉をきたえし者。

刺し貫くは竜族が魂なれば、翼影すべて退散し、

クリンの岸辺輝けり。


ソラムニアの騎士にして、

光の騎手たる一の槍将ヒューマ、

光に従い、カルキスト連峰の山すそへ、

神々の石のもすそへ、

その神殿の、こもれる静寂(しじま)のもとへおもむきけり。

〈槍(ランス)の匠〉に呼ばわりて、

至上の悪をも砕く、至上の力を授かれり。

とぐろ巻きたる暗黒を、

竜ののど元に押し戻さんとす。


〈大いなる善神〉パラダイン、

ヒューマのかたわらにて光を放ち、

その強き右手の槍に力を与う。

千の月の光を浴びたるヒューマ、

〈暗黒の女王〉を駆逐せり、

配下の哮る大軍を駆逐せり。

出で来し混沌の死の王国へと。

彼の地こそ明けゆく地上のはるか下、

呪いも無を襲いて、無に帰する処。


かくて雷鳴とどろき、〈夢の時代〉は幕を閉じ、

開かれたるは〈力の時代〉。

東に興るは光と真理の王国イスタル。

白と金との尖塔は、

日輪と、その栄光めざしてそびえ、

悪の消滅を宣言す。

善の長き夏を養い育てしイスタルは、

流星がごとく輝けり。

正義の白き天空に。


されど陽光満つるその中で、

イスタルの神官王、暗き影を見る。

夜陰の木立に短剣をかざせるを、

沈黙の月下に流れが黒くにごれるを見る。

神官王は書(ふみ)に問う、巻き物、徴(しるし)、呪文の書に問う、

ヒューマの道は如何に、と。

叶うことなら神々に再臨願いて、

聖なる志に助力乞い、

罪の世を浄化せんものと。


されど、神々背を向けたまえれば、

この世に闇と死の刻(とき)訪(おとな)えり。

火の山はすい星がごとくイスタルをなぎ倒し、

都は炎にくべたるどくろのごとく割れ、

山は肥沃なりし谷より裂け、

海は山の墓所に流れこみ、

砂漠は放棄されたる海底に沈む。

クリンの大路は砕け散り、

死者の隘路と化せり。


かくして〈絶望の時代〉ぞ始まる。

道は乱麻とからまりて、

城址にすまうは風、砂嵐。

われら山、平原に住み処を求む。

古き神々の力失せたまいければ、

われらの呼ばわるは空漠の天、

冷たく分かつ薄明に、新しき神々の耳聞きたまえるや。

天は静穏、黙して不動。

応えはさらに待たねばならぬ。

ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス 廃都の黒竜』上 角川つばさ文庫

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[][][][]子罕第九を読む(その22) 20:48 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その22) - 蜀犬 日に吠ゆ

歳寒くして

 子罕第九(206~235)

232 子曰。歳寒。然後知松柏之後彫也。

(訓)子曰く、歳寒くして、然る後に松柏の後れて彫(しぼ)むを知るなり。

(新)子曰く、歳末の寒さがやってきて、はじめて松や柏など、常緑樹の葉の抵抗力の強いことが分るのだ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-24

[][][][]子罕第九を読む(その21) 20:56 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その21) - 蜀犬 日に吠ゆ

敝れたる縕袍を衣

 子罕第九(206~235)

231 子曰。衣敝縕袍。与衣狐貉者立。而不恥者。其由也与。不忮不求。何用不臧。子路終身誦之。子曰。是道也。何足以臧。

(訓)子曰く、敝(やぶ)れたる縕袍を衣(き)、狐貉(こかく)を衣たる者と立ちて恥じざる者は、其れ由なるか。忮(そこな)わず求めず、何を用(も)って臧(よろ)しからざらん、ということあり。子路終身これを誦す。子曰く、是の道や、何ぞ以て臧(よ)しとするに足らん。

(新)子曰く、すりきれた綿入れ服を着て、銀狐の外套を着た人と列んで、平気な顔をしておられるのは由ひとりくらいかな、と。詩経の中に、人は人、我は我。比べないのが一番いい、という句がある。子路はこの句が好きで、いつも口癖のように唱えていた。子曰く、それくらいの事で、何が一番いいものか。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-22

多目君とのび太君

[][][]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その1) 20:55 はてなブックマーク - ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』1 角川つばさ文庫(その1) - 蜀犬 日に吠ゆ

 双書ゼロは無視する私でも、つばさには反応せざるを得ません。

 ただこれ、シリーズ内訳が書いていないので、「戦記」なのか「伝説」なのか、ぜんぶで何巻になるのか全然分かりません。

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[][][][]子罕第九を読む(その20) 20:35 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その20) - 蜀犬 日に吠ゆ

忠信を主とし

 子罕第九(206~235)

229 子曰。主忠信。毋友不如己者。過則勿憚改。

(訓)子曰く、忠信を主とし、己に如かざる者を友とする毋(なか)れ。過ちては改むるに憚ること勿れ。

(新)8の章の後半と重複する。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-21

[][][][]子罕第九を読む(その19) 23:42 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その19) - 蜀犬 日に吠ゆ

法語の言は

 子罕第九(206~235)

228 子曰。法語之言。能無従乎。改之為貴。巽与之言。能無説乎。繹之為貴。説而不繹。従而不改。吾末如之何也已矣。

(訓)子曰く、法語の言は、能く従うなからんや。これを改むるを貴しと為す。巽与の言は、能く説ぶなからんや。これを繹(たず)ぬるを貴しと為す。説んで繹ねず、従って改めざるは、吾れこれを如何ともする末(な)きのみ。

(新)子曰く、十分な理由のある忠告には、誰しもあやまる外ない。あやまった以上は改めることが大切だ。耳に聞きよい賞め言葉を聞くと誰しも嬉しくなる。しかし本当にそれに該当するかどうかを再検討することが必要だ。嬉しがっただけで検討せず、口先だけであやまっただけで行いの方を改めようとしない者には、私としてそれを直してやりようがない。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-19

[][][][]子罕第九を読む(その18) 20:06 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その18) - 蜀犬 日に吠ゆ

其の進むを見たり

 子罕第九(206~235)

224 子謂顔淵曰。惜乎。吾見其進也。未見其止也。

(訓)子、顔淵を謂いて曰く、惜しいかな。吾は其の進むを見たり。未だ其の止まるを見ざりき。

(新)孔子が顔淵のことを憶い出して言った。全く惜しいことをした。たえず進歩をし続けた男だった。行きづまったらしい風を見せたことがなかったのだが。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-18

[][][][]子罕第九を読む(その17) 16:11 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その17) - 蜀犬 日に吠ゆ

これと語りて惰らざる者

 子罕第九(206~235)

223 子曰。語之而不惰者。其回也与。

(訓)子曰く、これと語りて惰(おこた)らざる者は、其れ回なるか。

(新)子曰く、教わっている間、緊張の態度を少しもくずさないのは、回がいちばんだ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-17

[][][]ジャック・ヨーヴィル『シルバーネイル』HJ文庫 ホビージャパン 21:11 はてなブックマーク - ジャック・ヨーヴィル『シルバーネイル』HJ文庫 ホビージャパン - 蜀犬 日に吠ゆ

 第四作読了。

 短編集

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[][][][]子罕第九を読む(その16) 23:58 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その16) - 蜀犬 日に吠ゆ

譬えば山を為るが如し

 子罕第九(206~235)

223 子曰。譬如為山。未成一簣。止吾止也。譬如平地。雖覆一簣。進吾往也。

(訓)子曰く、譬(たと)えば山を為(つく)るが如し。未だ成らざること一簣なるも、止むは吾れ止むなり。譬えば地を平にするが如し。一簣を覆(か)えすと雖も、進むは吾れ往くなり。

(新)子曰く、学問は譬えば、山を造るようなものだ。あと簣(もっこ)に一杯の土で出来上がるときでも、そこで止めたらその人の仕事は未完成のままだ。学問はまた字面の凹みを埋めるようなものだ。簣に一杯の土をほうりこんで埋めただけでも、一歩進めば、その人一歩だけの進歩があったのだ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-16

[][][][]子罕第九を読む(その15) 20:38 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その15) - 蜀犬 日に吠ゆ

未だ徳を好むこと

 子罕第九(206~235)

222 子曰。吾未見好徳如好色者也。

(訓)子曰く、吾は未だ徳を好むこと、色を好むが如きものを見ず。

(新)子曰く、異性に関心の深い人間ばかり多くて、修養に心がける人間はさっぱりいないものだな。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-15

曲阜の周辺地図

[][][][]子罕第九を読む(その1420:16 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その14) - 蜀犬 日に吠ゆ

子川の上にありて

 子罕第九(206~235)

221 子在川上曰。逝者如斯夫。不舎昼夜。

(訓)子、川の上(ほとり)にありて曰く、逝くものは斯の如きかな、昼夜を舎(お)かず。

(新)孔子が川の流れを見つめながら言った。時間の過ぎるのは、この水の流れのようなものだ。昼と夜とを問わぬ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-14

[][][][]子罕第九を読む(その13) 19:48 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その13) - 蜀犬 日に吠ゆ

然る後楽正しく

 子罕第九(206~235)

219 子曰。吾自衛反魯。然後楽正。雅頌各得其所。

(訓)子曰く、吾れ衛より魯に反る。然る後、楽正しく、雅頌、各々其の所を得たり。

(新)子曰く、自分が衛の旅先から本国の魯に引上げてきた後、音階が規則通りになり、雅頌の歌詞の部分もそれぞれ正しい場所に納まった。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-13

[][][][]子罕第九を読む(その12) 21:59 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その12) - 蜀犬 日に吠ゆ

九夷に居らん

 子罕第九(206~235)

218 子欲居九夷。或曰陋如之何。子曰。君子居之。何陋之有。

(訓)子、九夷に居らんと欲す。或るひと曰く、陋なる、これを如何せん。子曰く、君子これに居らば、何の陋なることかこれあらん。

(新)孔子があるとき、東方の夷狄の国へ移って住みたいと言いだした。或るひと曰く、むさくるしいのをどうしますか。子曰く、諸君がいっしょに居てくれたら、何のむさくるしいことがあろうか。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-11

[][][][]子罕第九を読む(その11) 20:15 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その11) - 蜀犬 日に吠ゆ

子、疾い病す

 子罕第九(206~235)

216 子疾病。子路使門人為臣。病間曰。久矣哉。由之行詐也。無臣而為有臣。吾誰欺。欺天乎。且与其死於臣之手也。無寧死於二三子之手乎。且予縦不得大葬。予死於道路乎。

(訓)子、疾い病す。子路、門人をして臣たらしむ。病い間なるとき曰く、久しいかな、由の詐(いつわり)を行うや。臣なくして臣ありとす。吾、誰をか欺かん。天を欺かんや。且つ予(われ)、其れ臣の手に死なんよりは、無寧(むし)ろ二三子の手に死なん。且つ予、縦い大葬を得ざるも、予、道路にしなんや。

(新)孔子が危篤に陥ったことがあった。子路が自分の門人をやって、下男の仕事をさせた。病気が持ち直した時に孔子が気がついて言った。またもや由は小細工をして人を欺いたな。私は奴隷を持ったことはないのに、奴隷があるらしく見せた。私はそれで世間に対して見栄を張ることができるかも知れぬが、天は本当のことを見抜いておられる。それにこの私は、今の大家がやるように奴隷に遺骸の世話をしてもらうよりは、各々方に死後の始末をしてもらうのが望みだ。それにこの私は、世間並みの立派な葬式は出来なくても、まさか、行きだおれと同じ扱いは受けずに済むだろう。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-10

[][]カート・ヴォネガット『モンキー・ハウスにようこそ』ハヤカワ文庫 22:40 はてなブックマーク - カート・ヴォネガット『モンキー・ハウスにようこそ』ハヤカワ文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 短編集。あまり面白いわけでもない。

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[][][][]子罕第九を読む(その10) 20:57 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その10) - 蜀犬 日に吠ゆ

これを仰げば弥いよ高く

 子罕第九(206~235)

215 顔淵喟然歎曰。仰之弥高。鑽之弥堅。瞻之在前。忽焉在後。夫子循循然。善誘人。博我以文。約我以礼。欲罷不能。既竭吾才。如有所立卓爾。雖欲従之。末由也已。

(訓)顔淵、喟然として歎じて曰く、これを仰げば弥(いよ)いよ高く、これを鑽(き)れば弥いよ堅し。これを瞻(み)れば前にあり、忽焉として後(しり)えにあり。夫子、循循然として善く人を誘(みち)びく。我を博むるに文を以てし、我を約するに礼を以てす。罷めんと欲して能わず。既に吾が才を竭(つく)す。立つ所あって卓爾たるが如し。これに従わんと欲すと雖も、由る末(な)きのみ。

(新)顔淵が思わず嘆息して言った。古語に、仰げば仰ぐほどいよいよ高く、錐でもめばもむほど、いよいよ堅いことが分る。目の前にあると思って前ばかり警戒していると、いつの間にか急に後ろの方から見てござる、とあるのはよく先生の場合にあてはまる。先生は循循然とひとつひとつ我々を指導され、見聞を広めて知識を与え、行動をルールに従わせて礼を教えられた。一方では苦労だが一方では楽しくてやめられない。とうとう力限りの勉強をするようになった。先生はどこか高い場所に立ち、そこからは何でも見渡せるような気がするのだが、どこから其処へ行けるか、足がかりが見つからないでいる。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-09

[][][]もっと強い気持ちを~~『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』バンダイ 22:44 はてなブックマーク - もっと強い気持ちを~~『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』バンダイ - 蜀犬 日に吠ゆ

 あたえて下さい。

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

 むかし雑誌(ファミマガかウォーロック)の読者投稿に「ドラゴンボール悟空伝」で初戦のタンバリンに負けるのが納得いかないという話がありましたが、その気分。

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2009-10-07

[][]五味太郎『大人問題』講談社文庫 23:47 はてなブックマーク - 五味太郎『大人問題』講談社文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 「子供にとって大人は有害」でおなじみのアナーキスト、五味先生がとばします。

大人問題 (講談社文庫)

大人問題 (講談社文庫)

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[][][][]子罕第九を読む(その9) 23:29 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その9) - 蜀犬 日に吠ゆ

斉衰(しさい)なる者、冕衣裳なる者と、瞽者とを

 子罕第九(206~235)

214 子見斉衰者。冕衣裳者。与瞽者。見之雖少必作。過之必趨。

(訓)子、斉衰(しさい)なる者、冕衣裳なる者と、瞽者とを見るに、これを見るとき、少(わか)しと雖も必ず作(た)つ。これを過ぎるに必ず趨(はし)る。

(新)孔子は喪服を着た者、礼服を着た者、それに目の不自由な人に会った時には、いよいよ挨拶する場合、もし先方が年下でも、必ず席を下りて立ってお辞儀した。その人たちの前を通る時には、必ず小走りして敬意を表した。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-06

[][][][]子罕第九を読む(その8) 23:28 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その8) - 蜀犬 日に吠ゆ

鳳鳥至らず

 子罕第九(206~235)

213 子曰。鳳鳥不至。河不出図。吾已矣夫。

(訓)子曰く、鳳鳥至らず、河(か)、図(と)を出さず。吾れ已んぬるかな。

(新)子曰く、瑞兆の鳳凰もやってこないし、黄河から吉兆を背負った龍馬も出てこない世になった、という諺があるが、実際そんな時代になったらしい。いよいよ絶望かな。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-04

[][]中川一郎の後継者~~魚住昭『渡邉恒雄 メディアと権力』講談社文庫 20:04 はてなブックマーク - 中川一郎の後継者~~魚住昭『渡邉恒雄 メディアと権力』講談社文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 昭和五十七年の十一月二十四日。総裁予備選で中曽根は河本敏夫、中川一郎、安倍晋太郎の三候補に圧勝。すぐに組閣名簿発表。予備選というのがどういうことかちょっとわかりません。

 中曽根政権誕生、しかしそれは新しい時代への生みの苦しみをともなうものであった……

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[][][][]子罕第九を読む(その7) 19:19 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その7) - 蜀犬 日に吠ゆ

吾に知あらんや

 子罕第九(206~235)

212 子曰。吾有知乎哉。無知也。有鄙夫問於我。空空如也。我叩其両端。而竭焉。

(訓)子曰く、吾に知あらんや。知なきなり。鄙夫(ひふ)ありて我に問うに、空空如(こうこうじょ)たり。我はその両端を叩いてこれを竭(つく)すのみ。

(新)子曰く、私が知恵者だなどとは見当外れでしょう。私の知恵袋はいつもからっぽです。それに聞き方の下手な者がやってこられるのは一層こまる。私の袋からは何も出てくるものがないのだ。これこの通りと、二つの隅を叩いて振って見せるばかりだ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-02

[][][][]子罕第九を読む(その6) 23:58 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その6) - 蜀犬 日に吠ゆ

吾れ少くして賤し

 子罕第九(206~235)

211 太宰問於子貢曰。夫子聖者与。何其多能也。子貢曰。固天縦之将聖。又多能也。子聞之曰。太宰知我乎。吾少也賤。故多能鄙事。君子多乎哉。不多也。牢曰。子云。吾不試故芸。

(訓)太宰(たいさい)、子貢に問うて曰く、夫子は聖者なるか。何ぞ其れ多能なるや、と。子貢曰く、固(もと)より天、これを縦(ゆる)して聖を将(おこな)わしめ、又た能多からしむるなり。子、これを聞きて曰く、太宰は我を知るか。吾れ少(わか)くして賤し。故に鄙事(ひじ)に多能なるなり。君子は多からんや。多からざるなり。牢曰く、云えることあり、吾れ試(もち)いられず。故に芸あり、と。

(新)太宰が子貢に尋ねた。孔先生は超人的な聖人とでも申しましょうか。どうしてあんなに多能なのでしょうか。子貢が答えた。たしかに天がその計らいで、孔先生に聖人の行為を行わせているのですから、そのためには当然多能でなければならぬのです。孔子がこれを聞いて言った。太宰はお知りになるまいが、私の若い時は社会の下積みになって働かされたものだ。そのため賤しい仕事なら何でもできるようになった。家柄の貴人なら、多能になれようか。見わたした所では、どうも居ないようですね。牢がある時言った。先生のお言葉に、私はいい地位を得ないでいる間にこの通りの何でも屋になった、と。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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2009-10-01

[][]エリス・ピーターズ『聖女の遺骨求む』現代教養文庫 20:58 はてなブックマーク - エリス・ピーターズ『聖女の遺骨求む』現代教養文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 本屋さんに行ったら光文社文庫の第1巻が置いてあったので買おうかどうしようか悩んだのですが、どっかで見た事あるなあ、と、いわゆる「病楠公文庫」を探ったら1巻発見。社会思想社ミステリボックス版。

 12世紀イングランド西部のシュルーズベリ修道院、修道士カドフェルが難事件を解決!

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[][][][]子罕第九を読む(その5) 20:30 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その5) - 蜀犬 日に吠ゆ

子、匡に畏す

 子罕第九(206~235)

210 子畏於匡。曰。文王既没。文不在茲乎。天之将喪斯文也。後死者。不得与於斯文也。天之未喪斯文也。匡人其如予何。

(訓)子、匡に畏(い)す。曰く、文王、既に没し、文、茲にあらずや。天の将に斯文(しぶん)を喪(ほろ)ぼさんとするや、後死の者、斯文に与(あず)かるを得ざらしめん。天の未だ斯文を喪ぼさざるや、匡人、其れ予を如何せん。

(新)孔子が匡という地で災難にあった。その時曰く、周の文王が死んでから以後、文化の伝統は私の身にあるではないか。天がその文化を滅亡させる気ならば、恐らく私をここで亡ぼして、後輩が文化の何ものであるかを知らぬようにしてしまうだろう。しかしもしも天がこの文化を保存する気があるならば、匡の人たちが私に危害を加えようとしても、何ができるものか。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

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