蜀犬 日に吠ゆ

2009-10-15

曲阜の周辺地図

[][][][]子罕第九を読む(その1420:16 はてなブックマーク - 子罕第九を読む(その14) - 蜀犬 日に吠ゆ

子川の上にありて

 子罕第九(206~235)

221 子在川上曰。逝者如斯夫。不舎昼夜。

(訓)子、川の上(ほとり)にありて曰く、逝くものは斯の如きかな、昼夜を舎(お)かず。

(新)孔子が川の流れを見つめながら言った。時間の過ぎるのは、この水の流れのようなものだ。昼と夜とを問わぬ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 曲阜の付近とすれば洙水なのでしょうが、流浪の生活中だとわかりません。しかし、ふるさとの川を見てのしみじみとした述懐であろうと解釈するのが普通でしょう。夫子は述懐多いんです。

 もちろん述懐で済ませるわけにもいかないで、いろいろに解釈される、有名な章句ではあります。まあしかし、こういう意味深な言葉こそ、むしろ単純に夫子が川でぽつりとつぶやいた、だけに止めておいた方が余韻があってよさそうなので、そのままにします。