2009-10-18
■ [書留][儒教][子罕第九][宮崎市定]子罕第九を読む(その17) 
これと語りて惰らざる者
子罕第九(206~235)
223 子曰。語之而不惰者。其回也与。
(訓)子曰く、これと語りて惰(おこた)らざる者は、其れ回なるか。
(新)子曰く、教わっている間、緊張の態度を少しもくずさないのは、回がいちばんだ。
宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫
怠惰に過ごさないのが、孔子と語っている最中なのか、それとも孔子から話された内容をその後おこたりなく実践したかで意味が少し変わってきますが、細かいことよりも顔回に対する「ちょっと贔屓なんじゃないの」と思わせるくらいの期待感が読み取れればいいのかと思います。
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