蜀犬 日に吠ゆ

2009-11-12

[][]河田清史『ラーマーヤナ』上 レグルス文庫 第三文明社(その1) 22:32 はてなブックマーク - 河田清史『ラーマーヤナ』上 レグルス文庫 第三文明社(その1) - 蜀犬 日に吠ゆ

 上巻読了。イメージとちょっと違っていました。

ラーマーヤナ―インド古典物語 (上) (レグルス文庫 (1))

ラーマーヤナ―インド古典物語 (上) (レグルス文庫 (1))

 というわけで、その内容は。

  • 一の巻
    • 盗賊 詩人となる
      • 盗賊ラトナーカルは聖者ナーダラにあって回心し、ガンジス河の岸辺で黙想してラーマの物語を霊感で得る。
      • ラトナーカルはバールミキと名を変え、鳥を殺した猟師を呪うことで詩の心を悟り、『ラーマーヤナ』の歌物語りを完成させる。
        • 「このような事件というものは、しばしば偉大な物語りをつくるきっかけとなるのです。」とはいうものの、呪われるためだけに登場した猟師は可哀想でないかい。
        • まあとりあえず、インドの大地がひどいことになっていることは分かりました。「頭が十あって、手が二十本もあるという、あのおそろしい悪魔のラーバナが、ランカ(いまのセイロン島)にあらわれたということじゃ。たいそうつよいやつなので、大かたの神がみをひき捕え、神がみを支配する大神のインドラさえどれいにしてしまったそうじゃ。」善の神を捕らえたり閉じこめたり、というのはたまにありますがしもべにしてしまうというのは、ラーバナさん、さすがすぎます。至上の神ビシヌは、これをどうやって倒すのか。
      • どの神もどの人神も、ひとりとしてラーバナをほろぼすことはできない、なぜならラーバナはあらゆる秘術を知っているから。ビシヌは断言します。しかし、ビシヌ自らが人間に生まれかわることでラーバナを倒すことができる。なぜなら、ラーバナは人間を馬鹿にしているから。また、ビシヌと共に戦う神がみは、おなじようにラーバナが馬鹿にしてる猿に生まれかわることとなる。
      • 神々、猿に下生する。
        • バーリ(大神インドラ)、スグリーパ(太陽の神)、ハニュマーン(風と嵐の神ババーナ)、半猿半熊ジャンバーン(知恵の神)などなど
      • ビシヌ下生。
        • コラサ国の都アヨージャのダサラタ王の長男ラーマがそれである。
          • コーサラ国のアヨドヤというなら分かるのですが、そこのことでしょうか? それともわざとすこし変えた地名なのでしょうか。
        • ラーマの母はこころ正しいカウサルヤー妃。二番目の王子バーラタの母は悪がしこいカイケイー妃、双子の王子ラクシマナとサトルウグナの母は心やさしいスウミトラ妃。
          • バーラタって、『マハーバーラタ』の主人公ですが、よくある名前なのか知らん。
          • ラーマとラクシマナがバディ(buddy-buddy)。バーラタとサトルウグナがもう一組。
    • ラーマの結婚
      • ダサラタ王の宮殿に聖者ビスバーミトラがあらわれ、ラーマとラクシマナに彼のいおりを襲う悪魔(母のタータカと息子のマーリーチャ)を退治するように頼む。
      • 悪魔を倒し、ビスバーミトラから「復しゅうの矢」と「裁判の投げなわ」という極意を授かり、また「運命の槍」「死に神のたいまつ」「ブラーマの神の知恵」「シバの神の投げ槍」「神の風の矢筒」を手に入れ、「星の武器である雨をふらせる術」「月の魔法」なども授かる。
        • いきなり超展開。ラーバナさんのつよさも尋常ではないですが、ラーマもパワーアップ早すぎですね。
      • そのころ、ミシラーのジャナカ王が、王女シータの花婿を選ぶためにシバの神弓ハラダヌを曲げることのできる強者を捜していました。ハラダヌは死に神の弦をはった滅びることのない弓で、ジャナカ王の無双の血族でなければ曲げられないとされていました。
      • ラーマはミシラーでシータにあいます。シータは、下生したビシヌの半分(つまりラーマも半分)だったのでした。
        • 北斗と南だ。
      • ラーマはハラダヌを折り、その力を証明する。
        • てっきりこれも入手して戦いに持っていくのだとおもっていたのでびっくり。
      • ラーマとシータ結婚