蜀犬 日に吠ゆ

2009-11-17

アミル

[][]河田清史『ラーマーヤナ』上 レグルス文庫 第三文明社(その2) 21:07 はてなブックマーク - 河田清史『ラーマーヤナ』上 レグルス文庫 第三文明社(その2) - 蜀犬 日に吠ゆ

ラーマーヤナ―インド古典物語 (上) (レグルス文庫 (1))

ラーマーヤナ―インド古典物語 (上) (レグルス文庫 (1))

  • 二の巻
    • ラーマの追放
      • ダサラタ王は引退を決意。あとにはラーマ王子が即位することとなり、祝宴が催される。
      • セイロンからの使節は真珠を、中国からはこう玉や絹や茶を、ペルシャからは陶器やめのうはるり玉、ゴルゴダからは白菊のように大きいダイヤモンド、ビルマの使節は赤いばらのように大きいルビーを持ってきた。
        • どさくさ紛れに魔王ラーバナのセイロン島からも使節が来ているんですが。
        • あと、こう玉(紅玉)とルビーは同じではないかと思うのですが、別なものを指しているんでしょうか。
        • さらに、ゴルゴダ、というのは国名であるのでしょうか。あの丘G、のことなのかなあ。
      • ダサラタ王の王女の婿のエジプトのアクナトン王からは、サファイアやざくろ石やこはくや紫水晶を石こうの箱におさめてもってきました。また、人生と夢の秘密のことを書いた美しい本もそえられてありました。
        • 突如実在の人物イクナトン(アメンホテプ4世、位1377~58 B.C.)が登場。このころのインドって、まだインダス文明(が滅ぶころ)でしょうから、バラモン教的世界観ってまだなかったのではないでしょうか。
          • と思って『世界史年表』を見たら「c.1500~1400」の下に「○バーラタ戦争はじまる」「○リグ=ヴェーダの成立」とあります。時代はあっているのか。
      • カイケイー妃とその侍女マンタラーはラーマの即位を妬む。バーラタはラーマを尊敬しているので二人をたしなめる。
      • マンタラーはカイケイー妃をそそのかして、ダサラタ王にバーラタ王子を跡継ぎにさせようとする。
      • むかしダサラタ王が毒矢を受けたとき、カイケイー妃はその毒を吸い出して看病し、ふたつの、どんな願いでも聞いてもらえる約束をしていた。
        • お手伝い券的なものですね。
      • 事情を聞いたラーマはカイケイー妃の言うとおりジャングルへゆく。同道するのは妃シータと弟ラクシマナ。
    • ダサラタ王のなげき
      • ラーマはジャングルに去り、ダサラタ王は嘆く。
    • ダサラタ王の死
      • すっかり力を落としたダサラタ王は、カウサルヤー妃に、自分の過去の罪を語る。
      • 狩りに出たダサラタ王は誤って人を射殺してしまう。殺された男の両親は王に呪いをかけ、息子を失ってしまうと予言した。
        • というわけで、「親の因果が子に報い……」ラーマ追放は故あることであったと解き明かされます。
    • バーラタの決心
      • 遠くの叔父のところに滞在していたバーラタ王子はこの話を聞くと、カイケイー妃が即位するようにすすめても拒み、ラーマを連れ戻すための捜索隊を派遣する。
    • シータの誕生
      • ラーマ一行はチトラクタの丘(いまのビンジャ山脈)にたどりつき、聖者アトリとその妻アナスヤーの庵に泊まる。
      • アナスヤーからシータ(「すきの先から生まれた」の意)の名の由来を聞かれてシータは身の上を語る。
      • シータの父ジャナカ王はこどもを得るよう祈っていましたが、神のお告げの通り大地を耕して土の中からシータを得た。
    • バーラタの捜索隊
      • バーラタの捜索隊はラーマを見つけるが、ラーマにもどる意志のないことを知ると、連れ戻すことをあきらめる。バーラタは約束の期限が来るまで摂政として王座を護ることを誓う。