蜀犬 日に吠ゆ

2010-01-20

[][][][]子路第十三を読む(その1) 20:53 はてなブックマーク - 子路第十三を読む(その1) - 蜀犬 日に吠ゆ


論語解題より

子路第十三

(解説)この篇はすべて三十章ある。前の十八章は多く政(まつりごと)を言い、十九章以後は多く学を言い、末の二章は政(まつりごと)をいう。

宇野哲人『論語新釈』講談社学術文庫

これに先んじ、これを労う

 子路第十三(303~332)

303 子路問政。子曰。先之労之。請益。曰。無倦。

(訓)子路、政を問う。子曰く、これに先んじ、これを労(ねぎら)う。益を請う。曰く、倦むことなかれ。

(新)子路が政治のやり方を尋ねた。子曰く、部下に先立って働き、思いやりを示すことだ。子路曰く、ただそれだけですか。子曰く、ただそれだけのことを根気よくやればよい。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 「請益」は、「子路曰く、ただそれだけですか」だと意訳が過ぎるようです。「いま少しとお願いする」とするのが普通のようです。

 「倦むことなかれ」は子張も言われていました


 子路は、その性格ですから「先之」「労之」自体はできそうですが、むらっ気を起こしては、せっかく善行を積み重ねても台無しになるので、それを継続することが大切なのだ、と孔子は説明しました。