蜀犬 日に吠ゆ

2010-01-30

[][][][]子路第十三を読む(その11) 19:52 はてなブックマーク - 子路第十三を読む(その11) - 蜀犬 日に吠ゆ

其れ事ならん

 子路第十三(303~332)

316 冉子退朝。子曰。何晏也。対曰。有政。子曰。其事也。如有政。雖不吾以。吾其与聞之。

(訓)冉子、朝より退く。子曰く、何ぞ晏(おそ)きや。対えて曰く、政ありき。子曰く、其れ事ならん。如し政あらば、吾を以てせずと雖も、吾其れこれに与り聞かん。

(新)冉子が役所から帰ってきた。子曰く、何故こんなに晏くなりましたか。対えて曰く、政治があったものですから。子曰く、恐らく季氏一家の事務のことでしょう。如し本当に魯国の政治であったなら、皆の方で私を無視しようとも、私の方では是非それに参与におしかける義務があるのです。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 夫子、何故敬体で話すのでしょう。冉有が冉子となっているから、こっちに尊敬の方向があるのでしょうか。だいたい冉子って、冉有か、いやいや冉雍かもしれませんよ?