蜀犬 日に吠ゆ

2010-02-12

[][][]蛇の章を読む(その30) 20:17 はてなブックマーク - 蛇の章を読む(その30) - 蜀犬 日に吠ゆ

ゴータマさまに帰依したてまつる。

第一 蛇の章

七、賤しい人

 このように説かれたときに、火に事えるバラモン・バーラドヴァージャは、師にいった、「すばらしいことです。ゴータマ(ブッダ)さま。すばらしいことです、ゴータマさま。あたかも倒れた者を起すように、覆われたものを開くように、方角に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色を見るであろう』といって暗夜に灯火をかかげるように、ゴータマさまは種々のしかたで法を明らかにされました。ですから、わたくしは、ゴータマさまに帰依したてまつる。また真理と修行僧のつどいに帰依したてまつる。ゴータマさまは、わたくしを在俗信者として受けいれてください。今日以後命の続く限り帰依いたします。」

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 註。

散文――(略)

 ここでは仏・法・僧の三宝が明示されている。ここのような散文の部分は、(三宝)の観念の成立したのちに著わされたにちがいない。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 ああ、そうすか。そういう風にいわれると、師ブッダ自身の言葉でないので一格落ちる内容なのかな、とか思ってしまいますが。散文から始まったのでこの文を付け加えて第七節の構成をきちんとしたかったのかもしれません。