蜀犬 日に吠ゆ

2010-03-01

玄宗皇帝

[]玄宗 22:17 はてなブックマーク - 玄宗 - 蜀犬 日に吠ゆ

開元の治

楊貴妃と愛の生活

安史の乱

[][]清松みゆき『2万ガメルを取り返せ!』富士見ドラゴンブック 20:54 はてなブックマーク - 清松みゆき『2万ガメルを取り返せ!』富士見ドラゴンブック - 蜀犬 日に吠ゆ

 デーモン・アゲインが面白かったのでさかのぼって本セッションのリプレイを購入。

 まああんまり面白くないのですけれども、なぜかというとTRPGはそもそも回数を重ねていくうちにキャラクターが固まってくるからで、ですから単発ものよりもキャンペーン・シナリオのほうが面白いのですが、最初はキャラクター同士でさえなかなか仲間意識を持てないのですから、どうしてもちぐはぐになりがち。ましてや今回は、私が再集結した後日談を読んでしまい、キャラクターのイメージを持ってしまっているのですから、逆に初々しいパーティに少し不満を持ってしまいます。

 アーチボルトの人間中心主義とか、グイズノーがギャグ要員なのは、始めからなのですね。


[][][][]憲問第十四を読む(その12) 19:21 はてなブックマーク - 憲問第十四を読む(その12) - 蜀犬 日に吠ゆ

夫子は言わず、笑わず、取らず

 憲問第十四(333~379)

346 子問公叔文子於公明賈曰。信乎。夫子不言不笑不取乎。公明賈対曰。以告者過也。夫子時然後言。人不厭其言。楽然後笑。人不厭其笑。義然後取。人不厭其取。子曰。其然。豈其然乎。

(訓)子、公叔文子を公明賈(こうめいか)に問うて曰く、信(まこと)なるか、夫子は言わず、笑わず、取らずとは。公明賈対えて曰く、以て告ぐる者の過ちなり。夫子は時にして然る後に言う。人、其の言を厭わず。楽しんで然る後に笑う。人、其の笑うを厭わず。義にして然る後に取る。人、其の取るを厭わず。子曰く、其れ然り。豈其れ然らんや。

(新)孔子が公叔文子の人となりを公明賈に尋ねて曰く、あの方は言わず、笑わず、受取らず、という評判ですが本当ですか。公明賈が答えた。それは誰かが間違ったことをお伝えしたのです。ただあの方は、言うべき時に言いますから、人はその言葉に反撥しません。本当にたのしい時に笑いますから、人はその笑うのを苦にしません。当然取るべきものを受取りますから、人はそれを見ても不審に思わないのです。子曰く、いかにもごもっとも。だが本当にごもっともなんだろうか。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 ここでの「夫子」は公叔文子。

 孔子が言うように、公明賈の言葉を額面通り受けとってしまうのは危険です。ひとつには、評判の高い公叔文子とはいえ、それほどにいつもベストタイミングで発言し、笑、受け取ることができるのでしょうか。つまりすこし大げさに言っているのではないでしょうか。

 もうひとつは、公叔文子は他者の眼を気にしすぎなのではないでしょうか。もし彼がうわべを取り繕う郷原であるとしたら、とんだ食わせ者でしょう。公明賈の説明だけでは、そういう可能性もないわけではない。そこで孔子は「ほんとかな?」と疑った、と。


臧武仲は防を以て後を為すこと魯に求めたり

 憲問第十四(333~379)

347 子曰。臧武仲。以防求為後於魯。雖曰不要君。吾不信也。

(訓)子曰く、臧武仲は防を以て後を為すこと魯に求めたり。君を要せずと曰うと雖も、吾は信ぜざるなり。

(新)子曰く、魯の大夫の臧武仲は自己の家の後継者を立ててくれるよう、自己のもとの領地たる防の邑を楯にとって、魯公に要求した。この要求は強要したのではないといわれているが、私は強要したも同じだと見ている。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 臧武仲は345で子路がその知を評価していますが、政治家としては横紙破りだったのですね。直截的な言葉で要求しなくても伝えようとすれば伝わるものですから、「そんなことは言っていない」とか「そんなつもりじゃあ、なかった」などと言い訳しても、道義的に問題のあるやり口というものはあるものです。一般論として。孔子はそういうとき、口先でどうとでもなる言葉よりも、行動のよしあしを見るべきであると言うのでしょう。