蜀犬 日に吠ゆ

2010-03-07

[][][]『女王エリザベスと寵臣ウォルターローリー』上 原書房 23:03 はてなブックマーク - 『女王エリザベスと寵臣ウォルターローリー』上 原書房 - 蜀犬 日に吠ゆ

そういえば、こちらも上巻だけは読んだのでした。

 しかし、普通このタイトルだと、ウォルターの活躍が中心となる冒険活劇かなあ、と思います。しかし、実際にはローリー卿の嫁であるベスが主人公の物語で、破天荒なローリーがあっちこっち飛び回り、ベスはその帰りをはらはらしながら待つという話。

 それは、そのパターンは『白馬の騎士』で読みました。しかし、ウォルターの海外での活躍は殆ど描写されないので不満。イギリス人読者なら言わずもがなの事なのかもしれませんが、こっちはローリー卿のことなんかほとんど知らずに、むしろその活躍を知りたくて本を読んでいるのですから、全然面白くない。

 足塚茂道が「ゼンダ城の虜」を漫画化するに当たって、お姫様を主人公に据えるようなものです。もっとアクションを! もっとサスペンスを!

 下巻は面白くなることを期待。ローズマリ・サトクリフ先生はそれができる人だと信じています。