蜀犬 日に吠ゆ

2010-03-17

[][][][]憲問第十四を読む(その24) 19:49 はてなブックマーク - 憲問第十四を読む(その24) - 蜀犬 日に吠ゆ

己の能くするなきを患う

 憲問第十四(333~379)

364 子曰。不患人之不己知。患己無能也。

(訓)子曰く、人の己を知らざるを患えず。己の能くするなきを患う。

(新)子曰く、人が自分を知らぬのを苦にすることはない。自分にそれだけの力がないのが問題だ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

参照

学而第一人を知らざるを患う

里仁第四知らるべき無きを患うるなり

衛霊公第十五「君子は能なきことを病う」

朱子は、四回も出てくるこの内容について、孔子の気持ちの深さがあるとする(『集注』)。

加地伸行『論語』講談社学術文庫

 そして、孔子教団の中ではそういう話題がしばしば取り上げられたのではないかと私は推測します。

 ほかにも、

学而第一人知らずして慍おらず

憲問第十四「我を知る者は其れ天か」

 などなど。