蜀犬 日に吠ゆ

2010-03-23

[][][]蛇の章を読む(その42) 20:45 はてなブックマーク - 蛇の章を読む(その42) - 蜀犬 日に吠ゆ

諸々の尊敬さるべき人が安らぎを得る理法を信じ

第一 蛇の章

一〇、アーラヴァカという神霊

一八三 「ひとはいかにして激流を渡るのであるか? いかにして海を渡るのであるか? いかにして苦しみを超えるのであるか? いかにして全く清らかにとなるのであるか?」

一八四 「ひとは信仰によって激流を渡り、精励によって海を渡る。勤勉によって苦しみを超え、智慧によって全く清らかとなる。」

一八五 「ひとはいかにして智慧を得るのであるか? いかにして財を獲るのであるか? いかにして名声を得るのであるか? いかにして交友を結ぶのであるか? どうすれば、この世からかの世に赴いたときに憂いがないのであろうか?」

一八六 (師いわく、――)「諸々の尊敬さるべき人が安らぎを得る理法を信じ、精励し、聡明であって、教えを聞こうと熱望するならば、ついに智慧を得る。」

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 註

一八四 最初期の仏教は、精励(appamada)、勤勉(viriya)を勧めていたことがわかる。

一八六 安らぎ――nibbana.

中村元『ブッダのことば』岩波文庫