蜀犬 日に吠ゆ

2010-04-18

[][][]忘れえぬことども~~『ドラえもん 映画主題歌大全集』コロムビア 20:09 はてなブックマーク - 忘れえぬことども~~『ドラえもん 映画主題歌大全集』コロムビア - 蜀犬 日に吠ゆ

 「ロドス島で跳べ」2008年3月29日のところに書いた、久しぶりのドラえもん。久しぶりすぎて頭のチャンネルが合わず映画の内容には厳しい目を向けましたが、今なら十分楽しめると思います。

 しかし、新ドラの主題歌「夢を叶えてドラえもん」は、映画の主題歌と比べても、素晴らしい出来ですね。「ぼくドラえもん」「ドラえもんのうた」とならぶ名曲です。

夢をかなえてドラえもん

作詞・作曲 黒須克彦 編曲 大久保薫

歌 mao コーラス ひまわりキッズ


心の中 いつもいつもえがいてる(えがいてる)

夢をのせた自分だけの世界地図(タケコプター)


空を飛んで時間を超えて 遠い国でも

ドアをあけてほら行きたいよ 今すぐ(どこでもドアー)


大人になったら忘れちゃうのかな?

そんな時には思い出してみよう


☆Shalalalala 僕の心に

 いつまでもかがやく夢

 ドラえもん そのポケットで かなえさせてね


 Shalalalala 歌をうたおう

 みんなでさあ手をつないで

 ドラえもん 世界中に 夢を そうあふれさせて


やりたいこと 行きたい場所 見つけたら(みつけたら)

迷わないで 靴を履いて 出かけよう(タイムマシンー)


大丈夫さ ひとりじゃない 僕がいるから

キラキラ輝く 宝物探そうよ(四次元ポケット)


道に迷っても 泣かないでいいよ

秘密の道具で 助けてあげるよ


Shalalalala 口笛吹いて

高らかに歩き出そう

ドラえもん あの街まで届けばいいね


Shalalalala 僕らの未来

夢がいっぱいあふれているよ

ドラえもん 君がいれば みんなが 笑顔になる


大人になっても きっと忘れない

大切な思い いつまでもずっと


☆くりかえし

『ドラえもん 映画主題歌大全集』コロムビア

 「ポケットの中に」と「ドラえもんのうた」、「友達だから」あたりの世界観が混じってるのでしょうか。



[][][][]ドラゴンクエストⅡ~~酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』第壱部 文春文庫(その5) 23:26 はてなブックマーク - ドラゴンクエストⅡ~~酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』第壱部 文春文庫(その5) - 蜀犬 日に吠ゆ

 龍の探索、二回目。

孔明、三顧に臨み、隆中、歌劇場と化す

 さて臥竜訪問一発目が不発に終わった劉備は、関羽の言を聞いて孔明の消息をしらべてから、再度急襲することに決めた。

酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』第壱部 文春文庫 p516

孔明、三顧に臨み、隆中、歌劇場と化す

 そして数日後、密偵の報告では、

「孔明と思われる怪しい男が自宅にいるのを確認した」

 ということだった。

「よし。関羽、張飛、現場にいそぎ飛ぶぞ。劉備軍団の威信に賭けて、今度こそヤツの身柄を押さえる」

 とはいうものの劉備の乗り気のなさに変化はない。

(雪降ってて寒いのに。面倒くさいな、行きたくないな)

 とか、登校拒否児童のような、かなり嫌気がしている。

酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』第壱部 文春文庫 p516

 歴史を既に知っている我々は、二度目の訪問も空振りになることが分かっているので、「晴れてからでいいジャン」とか思いますが、結果を知ってから動くことが出来ないのが、人生なのでしょうね。

孔明、三顧に臨み、隆中、歌劇場と化す

先に張飛が(略)不満顔で吠えた。しかし先に本音を鳴らされると、なんか同意したくなくなるへそ曲がりな気持ちは誰にだってあろう。劉備は、例によってきりりと表情を引き締めポーズをつくり、きっと張飛を睨み付けた。

酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』第壱部 文春文庫 p518

 意地っ張りでとりあえず臥竜岡にむかう義侠三兄弟。そこに、孔明の罠ならぬ、龐徳公の罠が炸裂!

孔明、三顧に臨み、隆中、歌劇場と化す

 隆中に入ると、さすがに今日は農夫たちの姿はない。雪に馬の足が沈み、難渋しつつさらに行くと路傍にぽつんとたつ酒家が見えた。しかもこの大雪の中でも営業しているらしく、中から高吟談笑の声が聞こえてくる。

(はて? 先日足を運んだ折には、こんな店はなかったが)

 関羽、張飛もそう思ったらしく、訝しげな表情だ。(略)

 怪異譚ではこういう場合、狐か狸か妖怪か仙人が、疲れた旅人に幻覚を見せているか、思い切り夢だったというオチが定説である。疑うべきであった。しかし渇きに苦しんだ末にオアシスを見つけた旅人の心中には疑念が湧き起こる余裕などないものである。劉備らは馬を繋ぐ手ももどかしく、鼻水垂らして酒家に駆け込んでいった。『三国志』の読者はこのくだりを変に思わないのだろうか。恥ずかしながらわたしも最初は何とも思わなかった。恐ろしいことだ。

酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』第壱部 文春文庫 p519

 わたしも酒見先生に指摘されるまで何とも思っていませんでした。恐ろしいことです。


[][][][]衛霊公第十五を読む(その24) 20:43 はてなブックマーク - 衛霊公第十五を読む(その24) - 蜀犬 日に吠ゆ

民の仁におけるや、水火よりも甚し

 衛霊公第十五(380~420)

413 子曰。民之於仁也。甚於水火。水火吾見蹈仁而死者也。

(訓)子曰く、民の仁におけるや、水火よりも甚し。水火は吾蹈(ふ)んで死する者を見る。未だ仁を蹈んで死する者を見ざるなり。

(新)子曰く、人民が仁の道を渇望すること、生活において水や火を必要とするが如きものがある。しかし水や火はあまり多すぎると、そこへはまって死ぬことが起きる。しかし仁の道はどんなに多く与えすぎても、それにはまって死んだ人のあることを聞かない。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 だから、仁に関して遠慮はいらない。無尽蔵に惜しみなく与えるべきだということになるのでしょうねえ。


仁に当りては師に譲らず

 衛霊公第十五(380~420)

414 子曰。当仁不譲於師。

(訓)子曰く、仁に当りては師に譲らず。

(新)子曰く、仁に進む道においては、先生より先に進んでも一向構わぬ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 「礼楽」の如き、ある程度の習熟を要する技術的な部分では、師のありようを真似ぶ必要がありましょうが、心の持ちようである「仁」は、自分が天下一等だと思うべきで、そうしてそれにふさわしい行いを心掛けるべきでしょう。「師に譲らず」というのはもちろん、そのほかの誰にも譲りはしない、という意味。


君子は貞にして諒ならず

 衛霊公第十五(380~420)

415 子曰。君子貞而不諒。

(訓)子曰く、君子は貞にして諒ならず。

(新)子曰く、諸君は人物が堅造だと言われても構わないが、頭の固いのは困る。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 現実に対応しなさいという話。