蜀犬 日に吠ゆ

2010-04-19

[][][][]衛霊公第十五を読む(その25) 20:43 はてなブックマーク - 衛霊公第十五を読む(その25) - 蜀犬 日に吠ゆ

其の事を敬しみ

 衛霊公第十五(380~420)

416 子曰。事君敬其事而後其食。

(訓)子曰く、君に事うるには、其の事を敬しみて、其の食を後にす。

(新)子曰く、仕官した以上は、その職責を第一と考え、その報酬のことは後まわしにする。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 殺生な。霞を食べろと言うのでしょうか。

 心構えとしてはそうなのでしょうけれども、中国の「人治」ぶりを見るにつけ、儒教精神としては意外に非現実的な教条みたような章句ですね。


教えありて類なし

 衛霊公第十五(380~420)

417 子曰。有教無類。

(訓)子曰く、教え有りて類なし。

(新)子曰く、人間の差異は教育の差であり、人種の差でない。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 陽貨第十七「性、相い近し」に通じる内容。


道、同じからざれば

 衛霊公第十五(380~420)

418 子曰。道不同。不相為謀。

(訓)子曰く、道、同じからざれば、相い為に謀らず。

(新)子曰く、職業が違った同士の間では、商売の相談をしあわない。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

辞は達するのみ

 衛霊公第十五(380~420)

419 子曰。辞達而已矣。

(訓)子曰く、辞は達するのみ。

(新)子曰く、言葉や文章は意味がはっきり通ずれば、それが最上だ。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫