蜀犬 日に吠ゆ

2010-05-12

[][][][]陽貨第十七を読む(その7) 20:39 はてなブックマーク - 陽貨第十七を読む(その7) - 蜀犬 日に吠ゆ

何ぞ夫の詩を学ぶ莫きや

 陽貨第十七(435~460)

443 子曰。小子何莫学夫詩。詩可以興。可以観。可以羣。可以怨。邇之事父。遠之事君。多識於鳥獣草木之名。

(訓)子曰く、小子、何ぞ夫(か)の詩を学ぶ莫きや。詩は以て興すべく、以て観るべく、以て羣すべく、以て怨むべし。これを邇(ちか)くしては父に事え、これを遠くしては君に事え、多く鳥獣草木の名を識る。

(新)子曰く、君たちは是非、詩を学ぶがよい。詩を学ぶと、先ず学問に対する興味をかきたてられ、能率をあげることができ、共同作業を覚え、正義感を養うことができる。身近なところでは親に仕え、世の中に出ては君に仕えるときに役立ち、詩の中に出てくる鳥獣草木の名で、博物学の知識が獲られる。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 広く文学作品の話ととってもよいかもしれません。しかし、折にふれ思い出して役立てることができるのは、暗記のしやすい韻文ですから詩が強調されるのかもしれませんね。