蜀犬 日に吠ゆ

2010-06-04

[][][]古今和歌集を読む 春歌上(その5) 19:25 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 春歌上(その5) - 蜀犬 日に吠ゆ

春歌上

  二条のきさきの東宮の御息所ときこえける時、正月三日おまへにめして、仰せ言あるあひだに、日はてりながら雪の頭にふりかゝりけるをよませ給ひける   文屋やすひで

8 春の日の光にあたる我なれど かしらの雪となるぞわびしき

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 シチュエーションは分かりますが、「わびしい」かなあ。「をかし」なのではないでしょうかねえ。

8 東宮の御息所―東宮の御母である御息所。東宮は、後の陽成天皇。 一二東宮のお恵みを受けている意を含める。「東宮」を、トウグウともハルノミヤともいう。 四五白髪になる意も含めていう。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 白髪だからいやなのかあ。しかし、そんな辛気くさいこと歌って、前半で東宮におべんちゃら述べたのが台なしにならないのでしょうか?