蜀犬 日に吠ゆ

2010-06-23

[][]坂口尚『石の花』1 講談社漫画文庫 20:17 はてなブックマーク - 坂口尚『石の花』1 講談社漫画文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 最近、物語を読む力が低下しているので、マンガくらいしか読めません。

石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)

石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)

 いやむしろ、マンガの方こそ読めない。戦争の悲惨をテーマにした漫画など数多くありますが、読んでいて辛くなります。なんだかそういう気持ちが、年をとるごとに強くなっているような気もします。

 しかし、ゴローちゃんが「おまかせ定食」であたりを引いたように、避けて通ってはいかんのかもね。と思います。

 ユーゴスラビアに同盟軍(ドイツ・イタリア)が侵攻! ああ、やだやだ。


[][]森薫『乙嫁語り』2 エンターブレイン 20:17 はてなブックマーク - 森薫『乙嫁語り』2 エンターブレイン - 蜀犬 日に吠ゆ

 2巻。新刊コーナに平積みになっていたのですが、漫画屋さんのエンターブレインコーナには1巻しか置いていなかったので見逃していたのでした。

乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

 しかしほとんど話に展開がありません。内容がない、わけではないのですが、なにをこちゃこちゃやっとるのでしょうか。


[][][][]堯曰第二十を読む(その3) 19:27 はてなブックマーク - 堯曰第二十を読む(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

命を知らざれば

 堯曰第二十(497~499)

499 子曰。不知命。無以為君子也。不知礼。無以立也。不知言。無以知人也。

(訓)子曰く、命を知らざれば、以て君子と為すなきなり。礼を知らざれば、以て立つなきなり。言を知らざれば、以て人を知るなきなり。

(新)子曰く、天命の存在を悟らなければ、学問をした君子とは言えない。礼を学ばなければ独立できない。物の言い方、聞き方を知った上でなければ、人物を見分けることができない。

宮崎市定『現代語訳 論語』岩波現代文庫

 それぞれの解釈は、金谷先生を引きます。

孔子がいわれた、「天命が分からないようでは君子とはいえない。(心が落ちつかないで、利害に動かされる。)礼が分からないようでは立っていけない。(動作がでたらめになる。)ことばが分からないようでは人を知ることができない。(うかうかとだまされる。)」

金谷治『論語』岩波文庫

 以上で、論語終わり。しかし、終わりは始まりでもあります。

 徂徠は、この最後の章は、学而第一の最初の章と首尾応ずるのであり、「是れ編輯者の意也」、とする。いかにも「学んで時に之を習う」は、礼を知り、言を知る努力であり、「人知らずして慍らず」は、命を知る努力である。

吉川幸次郎『論語』下 朝日選書

 『白鯨』的な、永劫回帰ですね。可哀想なホルもそうか。こういう構造をもつ文学は多い。『論語』もまた、一箇の文学であると言えましょう。学問の道に終わりはない。仰げば仰ぐほど弥よ高い、と言うことでしょう。

鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)

鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)


 以上で、学問を志すものが尊ぶ『論語』下論、すべて三章ある「堯曰第二十」はおわる。