蜀犬 日に吠ゆ

2010-07-21

[][][]古今和歌集を読む 夏歌(その2) 21:04 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 夏歌(その2) - 蜀犬 日に吠ゆ

夏歌

   うづきにさける桜を見てよめる  紀としさだ


136 あはれてふことをあまたにやらじとや 春におくれてひとりさくらん

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

136 うづき―陰暦四月 ○「あはれ」というほめ言葉を、多くの桜にやるまい、ひとり占めにしようと思って、この桜は、春が行ってしまったあとで、ひとりで咲いているのだろうか、の意。「さくらむ」に、「さくら」を詠み込む。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 また邪推ですか。しかし逆に考えると、平安貴族達はわざと季節外れの振る舞いをして注目を浴びていたのかもしれませんね。