蜀犬 日に吠ゆ

2010-07-23

[][]ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』創元SF文庫(その3) 19:08 はてなブックマーク - ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』創元SF文庫(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

 うぅむ。

1

 飛行機(シップ)は一瞬空間に停止して、はじめて解放された自由の空気を味わうかのようであった。先端は北を探知して滑(すべ)らかに向きを変えた。

ホーガン/池 央耿訳『星を継ぐもの』創元SF文庫

 辞書引いてしまいましたよ。「すべらか」ってどういう意味でしょう。手許の辞書に見つからなかったので検索すると、Yahoo!辞書に「すべすべしてなめらかなさま。」とありました。これだと、物体そのものの質感*1が意味に貼りついてしまいます。「向きを変える」という動詞を修飾するのであれば普通に「なめらか」でよかったようなきがします。こっちには重量感が意味として貼りつくので定公なく読めます。

 はじめ「あぶりの時にトーヴしならか」みたいな苦しい訳語なのかと思いましたが、そうではなかったのですね。しかし、「すべすべ+なめらか=すべらか」などという気色悪い言葉があるとは。物体としてすべすべなものはなめらかであるのですからこんな言葉必要ないのではないかと思ってしまったことでした。引用の「心臓型に尖ったすべらかな青葉」(日本北アルプス縦断記(烏水))も、おそらく心臓は尖っていないので「ハート型」と読ませるのでしょうけれども、キザな形容ですね。

 などというのはさておき本文。

    • ヴィクター・ハントがスカイライナーに乗る。
      • ハント博士は物体を三次元カラー・ホログラムとして走査(スキャニング)できるトライマグニスコープの発明者。
      • ハントは所属するメタダインの親会社IDCCのあるポートランドへ向かう。
    • 同乗者はロブ・グレイ
      • グレイはトライマグニスコープの開発技術者。
    • なぜ呼び出されたのかは不明。
      • メタダイン取締役のフォーサイス-スコットも、IDCC社長のフェリックス・ボーランも、要領を得ない。 
星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

*1:質感、重量感、遠近感