蜀犬 日に吠ゆ

2010-07-31

[][][]古今和歌集を読む 夏歌(その10) 20:25 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 夏歌(その10) - 蜀犬 日に吠ゆ

夏歌

      みくにのまち


152 やよや待て 山郭公 ことづてん われ世の中にすみわびぬとよ

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

152 一首は、山へ帰ろうとする鳥に、山ごもりをしている友への伝言を頼もうとする気持の意。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 「われ」は二人称でしょうか。「すみわびぬ」で山ごもりということでしょう。


夏歌

   寛平の御時きさいの宮の歌合のうた  紀とものり


153 五月雨に物思ひをれば 郭公 夜ふかく鳴きていづちゆくらむ

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

153 寛平→一二 二私が物思いをしている時に。 四「夜ふかく」は「暁」というのと同じ頃らしい。作者も寝られずにいるわけである。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 夜は寝ましょうよ。しかしこれが暑くて寝苦しい、というのであれば歌合で高得点はとれないので、何か別な理由なのでしょうねえ。